細胞療法センター

細胞療法は、がんや再生医療において革新的治療手段として、近年急速に発展しています。東大病院では、患者さんにより効果的で体系的な治療を提供するため、細胞療法に深く関連する診療科・部が緊密に連携し、細胞療法センターを設立しております。現在、血液・腫瘍内科、脳神経外科、皮膚科、眼科、整形外科、小児科のほか、輸血部、セルプロセシングセンターなどの院内各部門の協力のもと診療にあたっています。

お知らせ

  • 細胞療法を用いた治療をご希望の患者さんへ
    かかりつけの先生に紹介状を書いて頂き、東大病院予約センターにお電話ください。各診療科の得意分野は下記の通りで、ご希望の診療科をご指定いただくよう、かかりつけの先生にご相談ください。
  • 細胞療法による治療が検討される患者さんをご紹介いただく先生方へ
    東大病院では、下記の対象疾患に対して、細胞療法を用いた治療を積極的に行っています。疾患に合わせた診療科宛にご紹介ください。適応についてお悩みの場合もまずは一度お気軽にご相談ください。

概要

診療体制

当センターでは、血液・腫瘍内科、脳神経外科、皮膚科、眼科、整形外科、小児科など、細胞療法に深く関連する診療科・部が緊密に連携して、治療の有効性や安全性、運用体制の向上に取り組んでおります。症例検討会や研究会を通じて、診療・研究における経験を共有・発展してまいります。これにより、患者さんに、より効果的で体系的な治療を提供いたします。

治療方針

各診療科での運用・治療経験の情報交換やコンサルテーション、症例検討会、研究会などを行うことによって、各診療科の強みを共有し、より効果的かつ体系的な治療と開発研究に取り組んでいます。

得意分野

保険承認された再生医療等製品から臨床試験や先進医療までを包括的に扱うことで、安全な治療提供をはかると共に、次世代の細胞療法を推進するための研究推進、人材育成を行っております。

  • 免疫細胞療法: キメラ抗原受容体発現T(CAR-T)細胞療法は、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫、急性リンパ芽球性白血病などの造血器悪性腫瘍に対して優れた治療効果があります。
  • パラクライン型細胞療法: 間葉系幹細胞(MSC)同種・自家由来の様々な再生医療等製品が、保険診療に用いられています。自家MSCが整形外科領域で脊髄損傷に対して、同種MSCが成人および小児の血液領域で造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病、消化器領域でCrohn病に使用されています。また同種MSC製剤が脳神経外科領域で外傷性脳損傷に対して間もなく使用可能になる見込みです。
  • 再生型細胞療法: 様々な細胞シート、自家培養角膜上皮や自家培養軟骨が、眼科疾患(角膜上皮幹細胞疲弊症) ・皮膚科疾患・整形外科疾患(膝関節症)において、保険診療で用いられており、対象患者さんに大きな恩恵をもたらしています。

対象疾患

急性リンパ性白血病・B細胞性リンパ腫・多発性骨髄腫などの造血器腫瘍、急性GVHD、クローン病、外傷性脳損傷に伴う慢性期の運動麻痺、脊髄損傷、変形性膝関節症、重症熱傷、先天性巨大色素性母斑、表皮水疱症、白斑症、角膜上皮幹細胞疲弊症などに対して治療を積極的に行っています。

センター長

湯淺 光博(ゆあさ みつひろ)

湯淺 光博(ゆあさ みつひろ)

プロフィール

受診予約のご案内

【予約センター】10時00分~17時00分(平日)

TEL:03-5800-8630