精神神経科メンタルヘルスセンター
当センターは、抑うつ気分や不安症などの精神疾患・精神的不調を抱えた方のリカバリー、通常の外来診療でよくならない患者に対して、集学的な治療を行う精神神経科に附属する治療センターです。
お知らせ
精神神経科メンタルヘルスセンターでは、月曜日と木曜日に初診外来を受け付けます。外来予約センターで予約をお取りください。初診時には現在おかかりの施設の紹介状を持参してください。紹介状の宛先は「精神神経科メンタルヘルスセンター」としてください。
概要
診療体制
専門医2名で外来初診を担当しています。また外来でのソーシャルワークの相談や心理検査の実施は精神神経科の精神保健福祉士と心理士が担当します。入院の際は病棟の診療チームに加え、精神保健福祉士、心理士、薬剤師、作業療法士、栄養士、ピアサポートワーカーなどが一丸となってリカバリー支援に携わります。
治療方針
他院からの紹介を受けてメンタルヘルスセンター専門外来を初診された患者様は、現在の精神症状について、病歴の再聴取に基づいて改めて評価を行います。そのうえで、外来通院を続けていただきながら、薬物療法の調整だけでなく、精神科クリニックで行いにくい、社会資源についての情報提供、当院の作業療法室、デイホスピタル、リカバリーセンターの見学、院外のリハビリテーション施設探しの支援をいたします。
気分症入院生活立て直しプログラム
外来での治療では症状が改善しない方については、3週間から5週間のプログラム入院をご提案いたします。外来初診時に、下記の項目の中から入院中に実施する項目を患者様と協同的に決定していきます。
【必須プログラム】
- うつと不安の心理教育:スライド教材を用いて抑うつ症状、不安症状に関する心理教育を行い、症状改善のためにどのようなことが有益であるかを学びます。
- 生活のセルフモニタリング:生活記録表を毎日つけ、起床中の活動とその時々の気分を数値化することで、気分の変動や、行動と気分の相関関係についての理解を高めます。
- 行動活性化:喜びや達成感を得られる活動を探し、入院生活の中に組み込んでいきます。病棟で行える活動の他に、作業療法、院外外出を計画します。
【選択プログラム】
- 心理的アセスメント:パーソナリティ、発達特性についての心理検査を行い、心理士がフィードバックを行います。
- 不眠症の認知行動療法:入眠困難、中途覚醒、浅眠などの問題を抱える方や、睡眠薬の減薬を希望している方向けに、最新のエビデンスに基づく不眠症の認知行動療法プログラムを実施します。
- 栄養相談・食事指導・運動プログラム:栄養士が食生活指導を行い、体組成計を用いた体質改善の指導と運動療法の策定を行います。
- ガイドラインに準拠した薬物療法の見直し:病棟薬剤師が過去の薬物療法の聞き取り調査を行い、精神科薬物療法ガイドラインに基づいて、外来では実施しにくい薬剤の整理や変更を行います。
- 受けコツ・医者のトリセツ:精神疾患の一人称的経験を持つピアサポートワーカーが、医師患者関係の悩みについて聞き取りを行い、より効果的な受診のしかたや主治医への意見の伝え方を練習します。
- 環境調整・社会資源活用:精神保健福祉士が生活状況についての聞き取り調査を行い、利用可能な社会資源についての情報提供と助言を行い、場合によってハローワーク、リワーク、就労施設等に帯同して社会参加を促進します。
- リカバリープログラム・デイホスピタルの導入検討:精神科リカバリーセンターが運営しているリカバリープログラムや、リハビリテーション部所属の精神科デイホスピタルを入院中に見学し、退院後の通所を検討します。
- 電気けいれん療法:難治性かつ重症の抑うつ症状が見られる方には、希望に応じて修正型電気けいれん療法を実施します
得意分野
主に抑うつ気分、意欲低下、不安などの症状で悩まされている方を対象としています。休学・休職中の方や、就学・就労中の方のメンタルヘルスの問題に特に力を入れています。
対象疾患
うつ病、気分変調症、双極症、適応反応症、社交不安症、パニック症、広場恐怖症、強迫症、全般不安症など
センター長

