病院機能評価認定

公益財団法人日本医療機能評価機構の病院機能評価認定

東大病院では、令和7年1月24日付けで、公益財団法人日本医療機能評価機構の実施する病院機能評価(一般病院3機能種別版評価項目3rdG:ver3.0)の認定を受けています。

日本医療機能評価機構とは、倫理と自立性を重んじ、中立的・科学的な立場で医療の質・安全の向上と信頼できる医療の確保に関する事業を行い、国民の健康と福祉の向上に寄与することを理念とした第三者機関です。 病院機能評価とは、当該機構が実施する審査により、良質な医療を提供する体制が整備されていることを認定する制度です。その中でも、一般病院3は高度な医療体制を認定するものとなっています。

東大病院は、臨床医学の発展と医療人の育成に努め、個々の患者に最適な医療を提供するという当院が掲げる理念のもと、患者の意思を尊重する医療の実践、安全な医療の提供、先端的医療の開発、優れた医療人の育成という目標達成のために、これからも努めてまいります。

  • 病院機能評価認定 認定証

病院機能評価受審に伴う改善への取り組みについて

当院は、公益財団法人日本医療機能評価機構による病院機能評価を受審し、認定病院としての認定証を受領しております。 今回の審査において、さらなる質の向上を目指すべき課題(C評価)として指摘を受けた項目につきまして、当院では真摯に受け止め、以下の通り改善活動に取り組んでおります。

主な指摘事項と改善の取り組み

1. 地域の医療機関との連携強化(返書管理の徹底)(1.2.2)

指摘内容:紹介元医療機関への返書(報告書)の強化と共に転院・退院時の報告の強化が求められました。
改善内容:外来初診時および転・退院時の報告書作成を必須化しました。現在は返書率のモニタリングを行い、地域医療機関との確実な連携に努めています。

2. 感染対策の監視体制(サーベイランス)の拡充(1.4.2)

指摘内容:手術部位感染(SSI)の監視対象が一診療科手術に限定されており、監視体制の拡充が求められました。
改善内容:これまでの対象に加え、他二診療科の手術についても監視対象としました。国際的な基準等に基づき、より広範で詳細なデータを収集・分析し、感染防止対策を強化しています。

3. 薬剤(麻薬・注射薬)の安全管理の徹底(2.1.5)

指摘内容:麻薬保管庫の鍵管理について、および病棟における注射麻薬製剤の定数配置(在庫置き)の見直しが求められました。
改善内容:鍵の保管責任者を明確化し、管理手順をさらに厳格化しました。また、注射麻薬製剤の病棟定数配置を廃止し、医師の指示に基づきその都度払い出すオーダリングシステムへの移行を進め、安全性を高めています。

4. 職員への救急蘇生技術(BLS)研修の充実(2.1.8)

指摘内容:全職員を対象とした一次救命処置(BLS)研修を行っておりましたが、実技講習の強化が求められました。
改善内容:全職員が定期的に実技講習を受講できる体制を再構築しました。職種に応じたプログラムを策定し、定期的な技能更新を確実に行うことで、院内のどこでもこれまで以上に迅速な急変対応ができるよう努めています。

当院では、これらの第三者評価による客観的な指摘をもとに、今後も医療の質と安全の向上に向けた継続的な改善活動を行ってまいります。