遠隔病理診断支援をご希望の医療機関の皆さまへ

はじめに

地域連携推進・遠隔病理診断センターとは

はじめに東京大学医学部附属病院(以下東大病院)「地域連携推進・遠隔病理診断センター」の概要に関してご説明いたします。

現在、日本国内では慢性的な病理医不足のため、病院内で病理診断を行えない「病理医不在病院」が全国に多数存在しています。たとえば、400床を超える急性期病院、約700病院のうち約5分の1が常勤病理医が不在という厳しい状況となっています。また、常勤病理医勤務病院でも約45%の医療機関で1人しか病理医がいない1人病理医病院となっています。

このような病理医不在病院あるいは1人病理医病院に対して、病理医が集約している東大病院が精度の高い病理診断を提供し、また支援する目的で本プロジェクトが立ち上がりました。日本初の「遠隔病理診断支援」を専門に行う部門です。現在は病理医不在病院あるいは1人病理医病院の術中迅速病理診断を遠隔で支援しています。

遠隔術中迅速病理診断支援

遠隔術中迅速病理診断を「デジタル病理画像」により診断します。現在は、乳がんのセンチネルリンパ節、消化器腫瘍の切除断端診断、肺がんや卵巣がん、脳腫瘍の組織型診断などの依頼があります。病理医不在保険医療機関のみならず、1人病理医の先生の学会参加や休暇、不慮の病欠などの際の支援も行っています。ご希望のご施設にはインフラの整備なども含めてご紹介します。

お問い合わせ

どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

東京大学医学部附属病院 地域連携推進・遠隔病理診断センター

〒113-8655
東京都文京区本郷7-3-1
東大病院代表電話: 03-3815-5411(内線PHS: 32851) 
E-mail: enkakubyori@adm.h.u-tokyo.ac.jp