大腸・肛門外科

大腸がん、炎症性腸疾患などの下部消化管疾患に対する外科的・集学的治療を専門としています。

お知らせ

概要

診療体制

  • 【外来】
    外来診療は月曜日から金曜日までの毎日、午前と午後の時間帯に総勢31名の医師によって、一般外来と専門外来が行われる診療体制をとっています。
  • 【病棟】
    病棟は、それぞれの分野の専門医を中心に助教2名、特任臨床医2名、研修医1名の計5名の医師が1チームを組み、合計4チームがそれぞれ手術ならびに術前術後の管理を行っています。毎週、月曜日、水曜日、金曜日の朝のカンファレンスで、4チームの受持ち医全員ならびに診療科長や副診療科長などの指導者によって、手術適応の有無、リスクの高低などを含めた症例検討が行われています。手術には受持ちチームに加え、豊富な経験を持った指導医が責任者として入る体制をとっています。

治療方針

外科では病名診断だけでなく、最適な切除範囲を決めるために「がんの拡がり」の診断を行う必要があります。このため、内視鏡、CT、MRIなどの検査を行い、外科医の目で診断を行います。その上で治療法の選択肢を提示させていただきます。また、専門内科や麻酔科など他科とも連携して、より安全な手術を行うよう心がけています。検査と治療の前には十分な説明を行い、治療方針の決定に際しては治療を受ける方の自己決定権を尊重しています。

得意分野

大腸領域では、年間1,000件以上の大腸内視鏡検査を行い、年間400例を超える大腸手術を行っています。粘膜内に限局した早期がんに対しては内視鏡下粘膜切除術を積極的に行っています。特に自律神経機能を温存した直腸がん手術、内視鏡補助下の低侵襲大腸切除術、排尿機能・性機能・自然肛門温存を目的とする術前化学放射線療法を併用した直腸がん手術を積極的に行っています。さらに、平成24年7月からは、新しい技術として注目されているロボット支援下手術(da Vinci)を導入し、現在直腸がんに対し、全国第2位の手術数を経験しています。また、当科の特徴のひとつとして炎症性腸疾患の治療について長い歴史と国内有数の経験を有することが挙げられます。現在では潰瘍性大腸炎に対する全大腸切除術も腹腔鏡下手術で行っています。手術症例が多いだけでなく、血球除去療法や免疫調節薬あるいは、infliximab などの分子標的薬も用いた最新の内科的治療も積極的に行っています。また、潰瘍性大腸炎に高率に発生してくるがんを早期発見するための内視鏡サーベイランスに関しては、全国的に先進的な役割を果たしています。

対象疾患

大腸疾患や炎症性腸疾患を対象としています。具体的には、直腸がん、結腸がんなどの悪性疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患を対象としています。

先進・特殊医療

腹腔鏡補助下大腸切除術

大腸がんに対し、手術侵襲軽減のため基本的に腹腔鏡手術を行っています。

ロボット支援下大腸手術(da Vinci)

当科ではロボット手術の技術を大腸がんや直腸がんの治療に応用しており、現在日本で第2位の症例経験があります。
術前化学放射線療法を併用した直腸がん手術、先端医療であるロボット手術による治療を積極的に導入し、患者さんの生活の質(QOL)を重視した治療方針を提示します。

直腸がんに対する術前放射線療法

肛門に近い下部直腸がんでは手術時のリンパ節郭清による自律神経麻痺や人工肛門造設により術後のQOL低下が避けられませんでした。そのため当科では、欧米で広く行われている術前化学放射線療法を補助療法として早くから取り入れ、術後成績の向上に努めてきました。この結果、術後の排尿・性機能障害を防止したり、従来の治療方針では人工肛門造設を余儀なくされたような患者さんでも、できる限り自然肛門を温存して術後のQOLを向上させることができるようになりました。

科長

石原 聡一郎(いしはら そういちろう)

石原 聡一郎(いしはら そういちろう)

プロフィール

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【予約センター】10時00分~17時00分(平日)

TEL:03-5800-8630