こころの発達診療部
こころの発達診療部では18歳までの児童思春期におこる神経発達症・精神疾患を対象に、自閉スペクトラム症(自閉症および近縁疾患)、注意欠如多動症、チック症などの神経発達症(発達障害)や、強迫症、不安・恐怖症、うつ病などの診療を行っています。また、院内の「こころの発達」に関するコンサルトに対応しています。精神科病棟と連携した発達障害検査入院や、児童思春期入院患者への個別および集団支援も実施しています。
お知らせ
◆ 患者さんへ ◆
【外来診療】
ご協力のお願い
- <電話予約>
初診の際には、必ず電話予約が必要になります。精神科外来にお電話をいただき、「こころの発達診療部の初診希望」とお伝えください。現在おかかりの主治医の先生とよくご相談の上、精神科外来にお電話ください。初診時には紹介状が必要になります。
※初診予約窓口: 03-5800-9650 よりご予約ください。 - <初診日のご注意>
保険証・各種医療証・紹介状(診療情報提供書等)をご持参の上、予約時間の30分前にご来院ください。やむを得ず到着が遅れる場合は、TEL 03-5800-9650 までご連絡ください。ご連絡なく予約時間から30分経過した場合にはキャンセルとなります。ご連絡いただいても、予約時間から30分以上遅れた場合には診察が行えない場合があります。 - <病診連携のご協力>
当院は地域の医療機関との病診連携をしています。当院の診療機能は、病気の診断を確定して治療方針を立てることです。よって、治療方針が立ち、継続的な通院治療を要する場合は、地域の医療機関をご紹介させていただきます。また、初診の結果によって、地域の医療機関・より専門的な医療機関をご紹介させていただくこともありますので、ご了承ください。 - <教育へのご協力>
大学病院は、教育機能を担っているため、初診の前に、医学生・研修医が予診をさせていただくことがあります。また、再来診療の際に、医学生・研修医が陪席させていただくことがあります。
ご理解・ご協力をお願いいたします。
【当部で診療を受けられた患者さんへ】
概要
診療体制
こころの発達診療部では、医師、公認心理師、精神保健福祉士による多職種チーム体制を整備し、児童思春期の専門診療を行っています。初診患者は自閉スペクトラム症が最多で、小学生を中心に、乳幼児期から思春期まで対応しています。年齢層に合わせて、療育、カウンセリング、家族支援、ソーシャルワークなどの心理社会的治療を実施しており、必要に応じて薬物療法を提供しています。心理検査は実施までの待機時間が長くなる傾向にあり、必要性を診療部内で十分検討して実施しています。成人の神経発達症については、発達障害検査入院プログラムにて多角的評価と心理教育を集中的に実施しています。
治療方針
ご本人・ご家族からの問診及び心理検査を中心とする包括的な評価を行って、それに基づいた治療計画を策定します。また、地域の医療機関との病診連携を積極的に行っています。大学病院機能を維持するため、原則として1年以内の治療期間とし、地域の医療機関と連携をとった診療体制としています。
得意分野
- 自閉スペクトラム症
知能や言語の遅れがあるなしにかかわらず、自閉スペクトラム症を幅広く担当しています。当院では自閉スペクトラム症の基礎的研究や治療教育の研究・実践の歴史があります。 - 注意欠如多動症
不注意、多動性/衝動性といった典型的な症状を呈する方々に加え、他の障害がオーバーラップしている方々の治療にも当たっています。 - 思春期神経発達症・精神疾患
学童期から思春期に変わる小学校年代、思春期で社会関係の変化の中で過ごす中学校年代、成人期への移行準備で人格形成に重要な時期であり、精神疾患の好発年齢に差し掛かる高校生年代、それぞれのステージに沿った心理社会的支援と、必要に応じた薬物療法を提供しています。
対象疾患
自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、チック症、限局性学習症、知的発達症、その他の神経発達症。児童思春期の強迫症、不安・恐怖症、気分症(うつ病、双極症[躁うつ病]など)、統合失調症、その他の精神疾患。
先進・特殊医療
発達障害検査入院プログラム
自閉症診断面接法(ADⅠ-R)および自閉症診断観察スケジュール(ADOS)をはじめ、複数の心理検査や診察などを通して、成人の神経発達症(自閉スペクトラム症や注意欠如多動症など)の特性の把握を行います。その結果に基づいて診断や特性、さらには今後の生活上の工夫点などについて、ご本人と家族にご説明します。ご紹介医へもフィードバックいたします。入院期間はおおむね10日間程度(精神神経科開放病棟)です。担当医がプログラムの趣旨をご本人にご説明し、同意が得られ、プログラムの適応が確認された後、入院予約を致します。予約状況により、数カ月お待ち頂くことがあります。
主な検査と説明
- 臨床心理・神経心理検査(発達及び知能検査、人格検査、認知機能検査など)
- 脳波検査
- 脳画像検査(CT/MRI)
部長

