医療機器総合管理センター
~患者に優しい医療機器の提供と経済性の両立を目指して~
医療機器総合管理センターは、院内で使用されるたくさんの医療機器(医療材料含む)について、東大病院らしい高度な医療を提供するために、医療機器の管理・計画的な更新の企画立案と医療機器の安全管理・教育研修が重要であるため、これらを一元的に統括するために設けられた組織です。
概要
業務体制
院内の医療機器管理や整備の在り方等について、センター長を中心とした、職種横断的なタスクホース(臨床工学部・企画経営部・事務部各課から構成)を設置し、情報共有・連携を図りながら機動的に対応できる組織です。これまで、主に中央管理している医療機器に対しての保守管理および更新計画の検討が行われてきましたが、医療機器総合管理センターでは病院全体の医療機器についてマスタープランの取りまとめや保守についての検討を行う事を目標としています。他にも、医療機器の操作や知識習得度の確認やインシデント事例についての検証、安全管理情報の共有を図るなど業務は多岐にわたります。特に、近年では新規医療機器の導入時研修は必須となっているため、使用開始までの研修の受講管理なども大切な仕事になっています。
業務内容
- 医療機器に関する各種情報(PMDA回収情報など)の収集と関係各所への情報共有・周知を行います。
- 病院内で保有している医療機器の調査と状況把握を行い、使用頻度に応じた保守や購入・更新計画を立案、診療科と協議しつつマスタープランを計画します。
- 医療機器データベースの見直しを行い、資産管理と医療機器の保守状況などについての情報が、臨床現場と事務部門それぞれが把握しやすい様に協議しています。
- 新入職者、復職者、異動者への医療機器に関しての研修の取りまとめの他、新規導入医療機器に対する研修の管理など、教育に関しての業務も行います。
- 医療機器に関してのインシデント事例などについても情報を集め、関係者を集めて検証を行い再発防止に努めるなど医療安全の面からもサポートします。
- 特定機能病院に必要とされる医療機器関連の対応(定期研修の実施など)を参画する他、行政からの指摘事項への検討を行うなど、高度な医療を提供できる環境を整えます。
センター長
