無菌治療部
無菌治療部では、急性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、再生不良性貧血、先天性免疫不全症のうち、自家および同種造血幹細胞移植の適応となる患者さんを対象として、造血幹細胞移植を行っています。
お知らせ
東大病院の無菌治療部は、血液・腫瘍内科および小児科血液グループの医師と連携して診療を行っています。外来は、成人の場合血液・腫瘍内科専門外来に、小児の場合小児科血液・腫瘍専門外来にご紹介ください。医療機関からのご紹介に関してのお問い合わせは、下記にお願いいたします。
東大病院無菌治療部事務局 電話03‐5800‐8741
【紹介状について】
ご紹介にあたっては診療情報を記載した紹介状をなるべくご持参ください。
概要
診療体制
無菌治療部では、医師・看護婦を移植治療専任とし、独立機能病棟として無菌性の高い集中治療を行い、感染症罹患率の抑制に努めています。
また、小児の患者さんでは小児血液腫瘍専門医が担当し、成人同様無菌性の高い集中治療を行っています。
移植後のさまざまな合併症に対し、特定機能総合病院の特性を生かし、他科との緊密な連携のもとに総合集中治療を施行しています。例えば、薬剤部の協力により、免疫抑制剤を含めたさまざまな薬剤の血中濃度をモニターし、適切な薬剤投与を行っています。また、心療内科の協力により、無菌室内での生活から生じる精神的な問題が発生する前に、患者さんとよくコンタクトをとることによって、精神的なサポートを行っています。
治療方針
治療にあたっては、科学的根拠に基づいた医療(evidence-based medicine)とともに患者さんにご安心、ご納得いただける治療を行うよう心がけています。このため、国内外の専門家との情報交換を行うなど、最新の情報収集に努めています。
得意分野
これまで最も多く行ってきた治療は同種骨髄移植で、次いで自家末梢血幹細胞移植です。詳しくは、治療成績を含め,無菌治療部(http://www.h.u-tokyo.ac.jp/mukin/)、血液・腫瘍内科(http://www.h.u-tokyo.ac.jp/hematology/)のホームページをご覧ください。
対象疾患
急性白血病、慢性骨髄性白血病、再生不良性貧血、骨髄異形性症候群、先天性免疫不全症、悪性リンパ腫、小児悪性腫瘍、などの患者のうち、造血幹細胞移植の適応になる方。
先進・特殊医療
無菌治療部では、通常の造血幹細胞移植だけではなく、臍帯血移植、高齢者のためのミニ移植など様々な先進的治療の臨床試験を行っています。詳細は、治療成績を含め,無菌治療部(http://www.h.u-tokyo.ac.jp/mukin/)、血液・腫瘍内科(http://www.h.u-tokyo.ac.jp/hematology/)のホームページをご覧ください。
主な検査と説明
外来
- 血液検査
- 骨髄穿刺検査
入院
- 感染症チェックのための諸検査
- 全身臓器評価のための諸検査
部長

黒川 峰夫(くろかわ みねお)
リンク
【関連学会】
・ 日本造血細胞移植学会
・ 日本血液学会
・ 日本臨床血液学会
・ 日本内科学会
・ 日本癌学会
・ 日本小児科学会
・ 日本小児血液学会
・ 日本小児がん学会