脳・脊髄・末梢神経疾患の臨床研究 (2231)
この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。
研究機関 東京大学大学院医学系研究科・脳神経外科
研究責任者 齊藤延人・脳神経外科・教授
担当業務 研究統括
承認(2008年12月04日)後、2028年12月05日 まで
対象は、1951年から東京大学附属病院、脳神経外科で入院加療または外来診療を受けた、脳・脊髄・末梢神経疾患患者。内訳は、脳動脈瘤・脳動静脈奇形・硬膜動静脈瘻・頭蓋内動脈狭窄症・頸部内頚動脈狭窄症・もやもや病・髄膜腫・聴神経腫瘍・下垂体腫瘍・神経膠腫・悪性リンパ腫・胚細胞腫瘍・脊髄動静脈奇形・脊髄腫瘍・脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア・脊髄空洞症・キアリ奇形・脊髄髄膜瘤・てんかん・末梢神経腫瘍・三叉神経痛・顔面けいれん・パーキンソン病・痙縮・頭部外傷。
脳神経外科では、広く、脳・脊髄・末梢神経疾患を対象として治療を行っている。これらの疾患は、死因の第4位を占める脳出血・クモ膜下出血・脳梗塞などの脳血管疾患、脳ドックの普及によって発見される頻度が高まった未破裂を含む脳動脈瘤、比較的まれだが治療が困難な脳脊髄動静脈奇形・良性/悪性脳腫瘍・脊髄腫瘍・末梢神経腫瘍、機能的疾患として三叉神経痛・顔面けいれん・脊椎疾患・てんかん・パーキンソン病・振戦・頭部外傷などが占めている。
これらの疾患の確実な診断法・安全な治療法の確立が重要である。本研究はこれらの脳・脊髄・末梢神経疾患の臨床的特徴を明らかにし、診断法、治療法を研究することを目的とする。本臨床研究により、脳・脊髄・末梢神経疾患についての広く正しい知見が得られる意義がある。
この研究は、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学医学部附属病院長の許可を受けて実施するものです。これまでの診療でカルテに記録されている年齢、性別、症状、病歴、身体所見、神経学的所見、手術所見等のデータ、CT・MRI・脳血管撮影・核医学画像等、血液データ等を収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。
この研究に関わって収集される試料や情報・データ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。
あなたの情報・データ等は、解析する前に氏名・住所・生年月日等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、当研究室において管理責任者の元、研究担当者が、パスワードロックをかけたパソコン、鍵のかかるロッカー等で厳重に保管します。ただし、必要な場合には、当研究室においてこの符号を元の氏名等に戻す操作を行い、結果をあなたにお知らせすることもできます。
★この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の研究事務局までご連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。
研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会・論文等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたしますので下記までご連絡ください。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。
この研究に関する費用は、東京大学・医学部・脳神経外科の運営費から支出されています。
○本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。
○尚、あなたへの謝金はございません。
2021年9月(2025年01月改訂)
東京大学医学部附属病院脳神経外科 助教 北川陽介
住所:東京都文京区本郷7-3-1
電話:03-5800-8853(内線 37595) FAX:03-5800-8655
Eメールでのお問い合わせ:hasegawah-nsu@h.u-tokyo.ac.jp