【プレスリリース】小児急性重症呼吸不全に対する生体肺移植の有効性

2025年03月11日その他


―地域病院からECMOによる橋渡しでの救命事例―

東京大学医学部附属病院の呼吸器外科の佐藤雅昭教授を中心とする肺移植チームは、小児の急性重症呼吸不全に対する救命治療として生体肺移植が有効である可能性を示しました。本チームは2024年に、10歳未満の小児2例に対し、ECMOで生命維持を行いながら地元施設から当院に患者を搬送し生体肺移植を実施しました。10歳未満の小児において、ECMOで橋渡しをした生体肺移植の実施は非常に稀です。またこれまでの事例と比較し、もともと元気に過ごしていたお子さんが急性に重症呼吸不全を発症し、その救命治療としての生体肺移植の有効性と安全性を示した点で新規性があります。この成果は今後、小児の重症呼吸不全・救急治療に対する新たな治療指針の確立に貢献することが期待されます。

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