【プレスリリース】思春期にヤングケアラーの状態が長く続くと精神的な不調を抱えやすくなることを確認

2024年07月10日研究


東京都医学総合研究所(所在地:東京都世田谷区、理事長:田中啓二)社会健康医学研究センター ダニエル・スタンヨン研究員(現 英国ロンドン大学キングスカレッジ)、西田淳志 センター長、東京大学(所在地:東京都文京区、総長:藤井輝夫)大学院医学系研究科 精神医学分野 笠井清登 教授(同大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN)主任研究者)、安藤俊太郎 准教授らの研究グループは、思春期に長期に渡ってヤングケアラーの状態が続くと、精神的な不調を抱えるリスクが高まることを確認しました

10歳から16歳の間に、親や祖父母、病気の親戚を長期に渡ってケアしている若者(長期ヤングケアラー)は、ケアをしていない若者に比べて精神的な不調を抱えやすく、特に14歳から16歳の間でヤングケアラー状態が継続していると、自分を傷つける行為(自傷行為)や、死にたくなる気持ち(希死念慮)を持つリスクが高まることも明らかにしました。

本研究成果は、「Journal of Adolescent Health」に日本時間2024年7月10日にオンライン出版されました。

※詳細は添付ファイルをご覧下さい。


ファイルを保存される方は、マウスの右クリックから「対象をファイルに保存」、「名前をつけて保存」などを選択して保存して下さい。