【プレスリリース】眼科手技を模擬した眼科手術シミュレータの開発

2018年09月12日研究


―マイクロフックを用いた緑内障手術用眼球モデルの開発に成功―

名古屋大学大学院工学研究科の新井史人教授、小俣誠二特任助教の研究グループは、東京大学大学院医学系研究科の相原一教授の研究グループと東京大学大学院工学系研究科の光石衛教授の研究グループとの共同研究により、科学技術振興機構(JST)の原田香奈子(はらだかなこ)ImPACTプログラム・マネージャーのプログラムの研究成果として、人間そっくりな眼科手術シミュレータに搭載可能な緑内障手術用眼球モデルを、この度、開発しました。近年、医学教育の効率化や難手術の効果的訓練が求められており、我々は、以前より精巧な手術シミュレータを開発してきました。一方、より侵襲性の低い緑内障手術用の治療器具が開発されているにもかかわらず、練習用の模擬眼球が十分に開発されておらず、医師が基礎学習や術前訓練を十分に行うことができませんでした。本研究では、上記の課題を踏まえ、緑内障手術に必要な前眼部構造を形成することにより、近年の低侵襲緑内障手術に対応した眼科手術シミュレータを開発することに成功しました。これにより、従来では行うことのできなかった手技訓練を行うことが可能になりました。
この研究は、平成27年度から始まった内閣府ImPACTプロジェクト「バイオニックヒューマノイドが拓く新産業革命」の支援の下で行われたものです。

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