【記者発表】統合失調症AYA世代センターの開設について

2018年03月20日受診・見舞


近年、10代~20代(広く30代までを含むこともある)にあたるAYA(Adolescent and Young Adult: AYA)世代の医療の充実が主張されることが増加し、先天性疾患や慢性小児疾患患者、小児がん領域などにおいてAYA世代の医療・ケアの充実が注目されつつあります。AYA世代の健康生活が損なわれる最大の要因は精神疾患であり、なかでも統合失調症の発症は好発時期にあたります。統合失調症は発症初期に適切に治療、支援を行うことが重要であると言われています。

東京大学医学部附属病院 精神神経科(診療科長:笠井清登 教授)では、統合失調症、特にAYA世代の患者に対する早期支援の臨床や研究で日本をリードしてきました。今回、これまで培ってきた統合失調症治療体制を集約し、AYA世代の統合失調症患者治療に特化した「統合失調症AYA世代センター」を開設することになりました。

同センターでは新しい入院プログラムである「ディスカバリープログラム」の設置を含め、当事者一人一人の希望や目標に即した治療法を探求することを目指した集学的治療と、多職種による包括的なケアを行います。これらのことで、症状の慢性化を防ぎ、当事者の症状と生活を改善することを目的としています。

※詳細は添付ファイルをご覧下さい。

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【受診をご希望の方へ】

詳細は、精神神経科 統合失調症AYA世代センターのホームページでご案内しています。

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