【プレスリリース】パーキンソン病の発症に関連する重要な遺伝的因子を発見・確立

2009年10月22日研究


~大規模国際多施設共同研究により、人種によらないパーキンソン病の最も重要な遺伝的因子を発見・確立~

 パーキンソン病は発症頻度の高い神経難病の一つですが、単一の遺伝子変異が原因で生じる家族性パーキンソン病は非常に稀で大部分のパーキンソン病については原因が不明でした。このたび、東京大学医学部附属病院(以下、本院)の辻省次教授らの研究チームは、神戸大学の戸田達史教授、アメリカ国立衛生研究所のエレン・シドランスキー博士ら、欧米・アジアの16施設と大規模な国際多施設共同研究による遺伝子解析を行い、人種に関わらずパーキンソン病を発症しやすくする遺伝子(GBA 遺伝子)があり、最も重要な遺伝的危険因子であることを示しました(米国科学誌「The New England Journal of Medicine」米国東部時間21日午後5時発表)。原因不明の神経難病だったパーキンソン病の発症に関わる重要な遺伝的因子が明らかにされたことで、今後、新たな治療法の開発に寄与するものと期待されます。

※詳細は添付のリリース文書をご覧ください。

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