【記者発表】メタボリックシンドロームを引き起こす脂肪組織炎症のメカニズムの発見

2009年07月27日研究


~メタボリックシンドロームの新しい治療標的として期待~


 東京大学大学院医学系研究科/東京大学医学部附属病院循環器内科 教授 永井良三、特任准教授 眞鍋一郎、特任助教 西村智らのグループは、T リンパ球が肥満の際に内臓脂肪に炎症を引き起こし、全身の代謝異常の原因となっていることを世界で初めて発見し(Nature Medicine 電子版 7 月26 日号掲載)、記者発表を行いました。

 この発見は、T リンパ球が肥満の早期から内臓脂肪の炎症を調節していることを明らかにするもので、内臓脂肪の炎症を抑えると、全身の代謝異常も改善することが示されており、肥満やメタボリックシンドロームの新しい治療薬の開発につながると考えられます。



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