【記者発表】パーキンソン病の重要な遺伝的危険因子を解明

2009年05月15日研究


~病態解明・新規治療薬開発に期待~


 パーキンソン病は頻度の高い神経難病の一つで、高齢化とともに患者数の増加が予測されていますが、原因が判明しているのは非常に稀な家族性パーキンソン病だけであり、大部分のパーキンソン病については、原因が不明でした。

 この度、東京大学医学部附属病院(以下、本院)の辻省次教授らの研究チームは、神戸大学の戸田達史教授らと共同研究で、大規模な遺伝子解析を行い、日本人パーキンソン病患者について、10人に1人が有していて、28倍もパーキンソン病を発症しやすくなる遺伝子(GBA遺伝子)を示しました。

 本研究の成果はGBA遺伝子の変異がパーキンソン病の重要な遺伝的危険因子であることを確立するとともに、原因不明の神経難病であるパーキンソン病の発症メカニズム解明の大きな一歩となり、新たな視点からの治療薬の開発の進展に期待が高まります。


※詳細については、下記リリース文をご参照ください。


ファイルを保存される方は、マウスの右クリックから「対象をファイルに保存」、「名前をつけて保存」などを選択して保存して下さい。