【記者発表】悪性リンパ腫の原因となる遺伝子異常を発見
2009年05月07日研究
―慢性炎症に伴うリンパ腫発症のメカニズムの一端を解明―
JST目的基礎研究事業の一環として、東京大学医学部附属病院 キャンサーボードの小川 誠司 特任准教授と同校 大学院医学系研究科 博士課程の加藤元博らは、「A20遺伝子」と呼ばれる遺伝子の異常が、悪性リンパ腫の発症原因の1つとなっていることを突き止めました。
慢性炎症は悪性リンパ腫の他、大腸がん、乳がん、肝がん、前立腺がんなど、多くのヒトのがんと深く関わっています。今回の発見は、炎症とがんの発症を結びつける分子メカニズムの解明を促進させるものと思われます。炎症をコントロールすることで、ある種のがんを治療することができる可能性も示唆するものです。
※詳細については、下記リリース文をご参照ください。
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