【プレスリリース】東京都の医療崩壊を防ぐには~救急医療の東京ルールの概要と展望~

2009年03月23日社会連携


 救急崩壊、医療崩壊が叫ばれるようになり久しく年月が過ぎました。この間、多くの議論がなされ幾つかの制度の見直しが行われました。しかし、未だ医療現場、患者、行政の誰も、明確な解決策をイメージできずにおります。

 現在の救急崩壊を招いた原因は、医療現場、患者、行政のそれぞれにあると思われます。医療現場では、医療従事者ならばあまねく携わっていた救急医療の担い手を、救急医と呼ばれるような限られた集団に限局してきました。患者の医療サービスに対する要求が高まるあまり、患者と医療が対立する状況が長く続きました。厚生労働省の長期のビジョンを欠いた現場との乖離の有る政策は、国民の公衆衛生に十分に利するものではありませんでした。

 真に東京の救急医療、延いては日本の救急医療を立ち直らせるためには、医療現場、患者、行政の三者が歩み寄り、国民全体で新たな医療システムを創造していくことが焦眉の急と考えます。

 本シンポジウムが、医療現場、患者、行政の代表者の対談により、より良い東京都の救急医療像を描き共有する一助となることを願います。


【日 時】 2009年3月26日(木曜日) 19時~21時

【場 所】 東京大学医学部鉄門記念講堂(医学部教育研究棟14階)

【参加費/定員】 無料/250名


※詳細は下記をご参照ください。


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