【プレスリリース】統合失調症患者に対するベタインの治療効果を調べる臨床試験を行います
2017年09月11日研究
東京大学医学部附属病院精神神経科は、統合失調症の患者さんを対象にベタインの有効性や安全性を調べる臨床試験を行っています。これまでは既に当院に通院中の方から参加者を募っていましたが、この度、当院に通院中の方に限らず広く参加者を募ることになりました。
統合失調症の治療法としては抗精神病薬や心理社会的治療がありますが、これらの治療法で症状を十分にコントロールできない方が少なくありません。当院精神神経科では以前に統合失調症の患者さんで血液中のベタイン濃度が低下していることを見出しており、ベタインを補うことで治療効果が得られることを期待して今回の臨床試験を計画しました。臨床試験で良い結果が得られた場合、新たな治療薬の開発につながることが期待されます。
なお、本研究は、日本医療開発研究機構「脳科学研究戦略推進プログラム」の「臨床と基礎研究の連携強化による精神・神経疾患の克服(融合脳)」の一貫として行われています。
※詳細は添付ファイルをご覧下さい。
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<臨床試験終了のお知らせ>
本臨床試験は、予定人数に達したため、募集を終了いたしました。