【プレスリリース】腎がんに対する新規樹状細胞ワクチン治療の臨床研究を開始
2009年07月01日研究
~分子標的薬との併用で新たな術後補助療法の確立に向けて~
東京大学医学部附属病院では、株式会社メディネット(代表取締役 木村佳司)と共同で、転移性腎がんに対する新しい治療として、新規樹状細胞ワクチン治療の臨床研究を開始します。この治療では、切除された腫瘍を凍結融解した溶解物を、今までにない最新の手法を用いて樹状細胞に効率よく導入して強力な免疫応答を誘導し、オーダーメード型のがんワクチン(樹状細胞ワクチン)を作成します。がんワクチンの注射に加えて、最新の分子標的薬(スニチニブ)の内服も併用し治療効果を増強します。このような取り組みはわが国初であり、腎がんの転移病巣に対する治療成績の一層の向上が期待されます。東大病院ではこのような新しい治療法の提供に向けた研究開発を促進して参ります。
※詳細は、添付のリリース文をご参照ください。
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