病院長挨拶

病院長 田中 栄

皆様とともに:東大病院からのメッセージ

東京大学医学部附属病院(以下、東大病院)ホームページへのご訪問、誠にありがとうございます。

160年以上の歴史を持つ東大病院は、日本の医療をリードする病院のひとつです。国立大学附属病院としての使命である診療・研究・教育を通じて、地域社会に貢献することを目指しています。

私たちの理念は、「臨床医学の発展と医療人の育成に努め、個々の患者に最適な医療を提供すること」です。そのために、「患者の意思を尊重する医療の実践」、「安全な医療の提供」、「先端的医療の開発」、「優れた医療人の育成」という4つの目標を掲げ、日々取り組んでいます。

ロボット支援手術やがんゲノム医療、臓器移植といった高度先端医療を提供する特定機能病院として、地域社会における重要な役割を担っています。同時に総合周産期母子医療センターとして、ハイリスク妊娠・出産、新生児医療にも最善を尽くす体制を整えております。

私たちは患者さん中心の医療を実践するため、常に最新の医療技術と知見を取り入れ、一人ひとりの病状やニーズに合わせたきめ細やかな医療を提供することに尽力しています。そして温かいおもてなしと、質の高い医療サービスの提供に努めています。

研究活動においては、臨床研究中核病院として、競争的研究費を獲得し、革新的な医療技術の開発や、世界に貢献できる研究成果の創出に邁進しています。また、未来の医療を担う医師、看護師をはじめとする医療従事者の育成にも力を入れており、高い倫理観と専門性を備えた人材育成に努めています。

これらの取り組みが評価され、2025年Newsweek誌「World's Best Hospitals」ランキングにおいて、日本1位、世界16位に選出されました。

地域社会の皆様、そして医療関係者の皆様との連携を強化し、患者さんの健康を守り、日本の医療の発展に貢献してまいります。

今後とも、東大病院へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2025年4月