【プレスリリース】「着床」に関わる重要な新たな仕組みを解明
2026年03月09日研究
―低酸素シグナルHif2α–Lox経路が子宮内マトリックスを再構築し、胚の浸潤と胎盤形成を促進―
東京大学医学部附属病院の藍川志津特任研究員、東京大学大学院医学系研究科の廣田泰教授らは、着床期子宮内膜から分泌されるタンパク質であるLysyl oxidase(Lox)は胚接着部位周辺の子宮内膜間質で産生され、子宮内膜のコラーゲンの架橋を引き起こし、胚が子宮内膜へと浸潤しやすい環境を整えるとともに、その後の正常な胚生育・胎盤形成に寄与していることを、マウスモデルの研究で明らかにしました。
不妊症は世界の成人人口の約6人に1人が直面する問題です。少子化が急速に進行している日本では、新生児の8.5人に1人が体外受精・胚移植を含む生殖補助医療で出生する時代となっています。生殖補助医療の進歩にもかかわらず、良好胚を繰り返し胚移植しても妊娠しない着床不全は不妊治療の最大の課題となっています。本研究成果は、着床不全が起こる仕組みの一つを明らかにしたもので、不妊症や妊娠高血圧症候群などの病態に対する新規診断・治療法の開発につながることが期待されます。
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