【プレスリリース】生殖補助医療データを用いて孵化補助の有効性を評価

2025年12月10日研究


―年齢や胚の状態に応じた実施判断の重要性を示す―

孵化補助(Assisted Hatching:AH)は、胚の外側にある透明帯の一部を薄くしたり穴を開けたりして、胚が外へ出やすくなるようにする技術です。加齢や体外培養、凍結融解の過程で透明帯が硬くなると考えられており、妊娠成績の改善を目的に長年多くの施設で行われ、2022年には保険診療の対象にもなりました。しかし、AHの有効性や適応については明確な結論がなく、施設や医師により判断が分かれていました。

東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座の原田美由紀教授と、同大学医学部附属病院女性外科の草本朱里助教らによる研究グループは、日本におけるAHの実施状況、有効性の評価、そして治療成績に影響を与える因子の抽出を行い、AHの実施判断と適応について検討しました。その結果、すべての患者に対して一律にAHを行うことは推奨できず、患者や胚の状態によって効果が異なることが明らかになりました。

本研究は、今後のAHの適応を検討する上で重要なデータとなります。

※詳細は添付ファイルをご覧ください。


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