東京大学医学部脳神経外科

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研究紹介

東京大学医学部附属病院脳神経外科にて診療を受けた方およびそのご家族の方へ

当院では、日本学術振興会・科学研究費助成事業・基盤Cの「オンライン医学実習を目的とした医療情報と参考書の複合現実的統合および感覚統合技術の開発と応用」研究に参加しております。
本研究は、医学教育実習のオンライン化を目指した技術の研究開発を目的としたものです。

この研究の対象者に該当する可能性がある方で、
〇診療情報等を研究目的に利用または提出されることを希望されない場合
〇研究への協力を希望されない場合、あるいは協力を途中でおやめになりたい場合
は2023年10月31日までに末尾に記載の問い合わせ先までご連絡ください。

【研究課題】

オンライン医学実習を目的とした医療情報と参考書の複合現実的統合および感覚統合技術の開発と応用
(審査番号〇〇〇〇)

【研究機関名及び本学の研究責任者氏名】

この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。
研究機関  東京大学医学部附属病院脳神経外科
研究責任者 金太一・助教
担当業務  統括、研究開発主導

本研究は単施設での研究です。
この研究に利用する情報は上記の研究機関のみで利用されます。

【研究期間】

承認日 〜 2024年3月31日

【対象となる方】

本研究の対象は、2008年4月1日から2023年8月31日までの間に東京大学医学部附属病院脳神経外科を受診もしくは入院された脳・脊髄・末梢神経疾患の患者さんのうち、CT、MRI、脳血管撮影のいずれかの検査を受けた方となります。

【研究の意義】

本研究の提案手法が実現すれば、一部の医学実習において対面実習を凌ぐ教育効果を得られる可能性が期待されます。

【研究の目的】

授業や講義など教育のオンライン化が急速にすすんでいますが、オンラインでは触覚を体験できないことや、対面実習でしか得られない医療情報があるため、解剖学実習や病院実習のオンライン化は極めて困難であるとされています。本研究ではこの課題に対して複数の新規技術の研究開発をもって解決にあたります。具体的には、視聴覚および触覚の相対性に着目した触覚情報提示支援技術、血流や気流解析による4DCGのシミュレータへの応用技術、および実空間の患者情報と医用画像情報や参考書などの仮想情報とを融合する複合現実技術に関して研究開発します。研究開発技術を用いたオンラインシミュレータを開発し、その有効性や従来の対面実習との教育効果を比較します。

【研究の方法】

この研究は、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学医学部附属病院長の許可を受けて実施するものです。
これまでの診療でカルテに記録されている診断名や画像検査データを収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。
研究内容としては、あなたのデータを本研究に関する開発と評価に使用します。カルテ情報からは診断名と臨床症状のみを参考にします。あなたがこれまでの診療や治療のために取得された情報(CT、MRI、および脳血管撮影検査、頭蓋内手術野の写真)が本研究で使用されます。
なお、研究計画書や研究の方法に関する資料を入手・閲覧して、研究内容を詳しくお知りになりたい場合は、末尾の連絡先にお問い合わせください。他の研究対象者の個人情報等の保護や研究の独創性確保に支障がない範囲でご提供させていただきます。

【個人情報の保護】

この研究に関わって収集される情報やデータ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。

収集した資料やデータ等は、解析する前に氏名・住所・生年月日等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにします(このことを匿名化といいます)。この対応表は研究責任者が使用できるパスワードロックをかけたパソコンで厳重に保管します。ただし、必要な場合には、当研究室においてこの符号を元の氏名等に戻す操作を行い、結果をあなたにお知らせすることもできます。

収集した資料やデータ等は、研究責任者が所属する研究機関にて解析・保存されますが、匿名化されたデータのみを使用しますので、これらのデータから個人が特定されることはありません。

この研究のためにご自分(あるいはご家族)のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の問い合わせ先に2023年10月31日までにご連絡ください。研究に参加いただけない場合でも、将来にわたって不利益が生じることはありません。
ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせていただきます。

研究の成果は、あなたの氏名等の個人情報が明らかにならないようにし、本研究室内のミーティング等で共有したうえで、学会発表や学術雑誌等で公表します。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたしますので下記までご連絡ください。

研究期間終了5年後、収集した情報・データ等は、保存媒体から削除することで廃棄します。
この研究において得られた情報・データ等は、氏名や住所などの個人情報は削除して保管します。これらの情報・データ等は廃棄期限までの間に、この研究以外の研究に使用される可能性もあります。その場合には改めて東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、あなたの同意を得るか、または情報公開により研究対象者となることを拒否する機会を設けます。
しかし、もしあなたが同意してくだされば、将来の研究のための貴重な資源として、保管期間終了後も引き続き保管します。氏名・住所・生年月日・診察券番号等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにします。保管方法は、研究責任者のみ使用できるパスワードロックをかけたパソコン内で厳重に保管し、外部に持ち出すことはしません。なお、将来、当該試料や情報・データ等を新たな研究に用いる場合や他の研究機関に提供する場合は、改めて東京大学医学部倫理委員会の承認を受けた上で行います。

本研究の結果として特許権等の知財が生じる可能性がありますが、その権利は国、研究機関、民間企業を含む共同研究機関及び研究従事者等に属し、研究対象者はこの特許権等を持ちません。また、その特許権等の知財に基づき経済的利益が生じる可能性がありますが、これについての権利も持ちません。

この研究に関する費用は、日本学術振興会の科学研究費助成事業・基盤Cに採択された「オンライン医学実習を目的とした医療情報と参考書の複合現実的統合および感覚統合技術の開発と応用」から支出されています。

本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。

尚、あなたへの謝金はございません。

この研究について、わからないことや聞きたいこと、何か心配なことがありましたら、お気軽に下記の連絡先までお問い合わせください。

2021年*月

【問い合わせ先】

【連絡先】
研究責任者:金 太一
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学医学部附属病院 脳神経外科
Tel: 03-5800-8853(内線37592)Fax: 03-5800-8655
e-mail:tkin-tky@g.ecc.u-tokyo.ac.jp
URL:https://www.h.u-tokyo.ac.jp/neurosurg/

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