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血管内治療外来

カテーテル治療の
対象となる病気
・脳動脈瘤
・頚動脈狭窄
・硬膜動静脈瘻
・脳動静脈奇形
など

頭部や頚部の血管の病気を「カテーテル」を用いて治す治療を血管内治療といいます。全ての病気をカテーテルで治療出来るわけではありませんが、脳動脈瘤・硬膜動静脈瘻・頚動脈狭窄などの病気の多くはカテーテルでうまく治すことが出来ます。

ここでは主に脳動脈瘤の血管内治療を中心に説明いたします。その他のカテーテル治療の対象疾患として、頚動脈狭窄・硬膜動静脈瘻・脳動静脈奇形などがあります。

カテーテルとは? 血管内治療とは?

カテーテルというのは「医療用に用いられる中空の細長い管」のことです。細く長くしなやかで曲げても簡単には折れ曲がらないようなストローのようなものを想像してみてください。

動脈は比較的体の深いところを走行していますが、手首・肘・太ももの付け根では動脈が浅いところを走行しているので、拍動を触れることが出来ます。そのような場所から動脈の中にカテーテルを挿入すると、様々な場所に誘導することが出来ます。細くなった血管を広げるような治療を血管拡張術、破れそうな血管をつめるような治療を塞栓術と呼びます。カテーテルを用いて血管を広げたり、つめたりするような治療を血管内治療(カテーテル治療)といいます。

直達手術と血管内治療

いわゆる外科手術、実際に切開をして、病変を直接観察しながら切除をしたりつなぎ合わせたりするような手術を直達手術といいます。

例えば、脳動脈瘤という病気に対しては、「開頭による脳動脈瘤頚部クリッピング術」が直達手術です。この手術方法の歴史は1930年頃までさかのぼります。当初は肉眼で手術が行われていましたが、1960年台より手術用顕微鏡が用いられるようになり、1mm以下の繊細な血管を温存しながら、安全な手術を行えるようになりました。このため、脳動脈瘤に対する標準的治療は、「開頭による脳動脈瘤頚部クリッピング術」と考えられてきました。

現在の開頭術は非常に安全ですが、開頭術に対する心理的抵抗があるのも否めません。脳動脈瘤に対してもっといい方法はないだろうか、もっといい手術方法はないだろうかと研究がつづけられた結果、脳動脈瘤に対する血管内治療として「脳動脈瘤内コイル塞栓術」(コイリング)が考案されました。

血管内治療では、動脈瘤の中にコイルを充填することで動脈瘤の中に血液が入りこまないようにして治します。血管内治療では、手首・肘・太ももなどに数mmの切開をくわえて、動脈にカテーテルを挿入します。その後は、動脈の中をたどって病変部に到達するため、体への負担が少ないというメリットがあります。入院期間は短く、退院の翌日より仕事に復帰できます。しかしカテーテルで行う治療は何らかのトラブルが発生した際に重篤化しやすい傾向がある点でデメリットもあるために、直達手術と血管内治療のどちらがよいのかを判断するためには専門的な判断が必要になります。血管内治療外来でご相談ください。

ハイブリッド手術室

脳の血管や治療に用いる器具は非常に繊細です。このため高性能のX線透視装置がなければ治療できません。また、複雑に走行する脳血管に対しては高精細なナビゲーションシステムが必要になります。東大病院では2014年4月より最先端のX線透視装置を備えたハイブリッド手術室が稼働しており、血管内治療を安全に行う設備が整っております。

ハイブリッド手術室
高精細X線透視
三次元手術ナビゲーション
60インチ 4Kモニター
超高精細度映像システム
Ultra HD
カーボン製手術ベッド

血管内治療外来の受診方法・予約の取り方

脳動脈瘤や頚動脈狭窄に関する一般的なご相談 (初診外来/脳血管・動脈瘤外来)

血管内治療外来では、おもにカテーテル治療の説明をいたします。脳動脈瘤や頚動脈狭窄に関してより一般的なご相談や、経過観察に関するご相談は初診外来もしくは脳血管・動脈瘤外来で承っております。

初診外来は月曜日〜金曜日の毎日午前中に診察をしております。脳血管・動脈瘤外来は月曜日(午後のみ)と水曜日(午前のみ)に診察をしておりますので、予約センター(03-5800-8630)にお申し付けください。

【血管内治療外来】

担当医師 石川 治(いしかわ おさむ)
外来診療 ・月曜日 午前/午後
・水曜日 午前のみ
連絡先 〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学医学部附属病院 脳神経外科
03-3815-5411(代表)

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