特定行為研修修了要件
特定行為研修修了要件
当院での看護特定行為研修修了者からの声

1期生

 研修はこれまで学んでこなかった医師の視点・考え方を演習や実習を通して学びました。
 看護教育だけでは見えてこなかったことが見え、研修後の実践では視野を広げた看護実践ができるようになったと実感しています。
 研修では様々な背景を持つ看護師と一緒に受講したため、授業でのディスカッションの際には、それぞれの経験を生かした意見を出し合うことで、今まで知らなかった看護の視点を知り、知識が深まりました。授業の内容はもちろんのこと、受講者同士で他分野の情報交換をしたり、お互いの看護について語り合うこともできました。部署や施設を越えた横の繋がりも深まります。研修後には看護実践で困ったことを相談し合うことができています。

2期生

 研修受講で印象に残ったことは、自宅でのe-learningによる自己学習を元に週に1回受講生同士でディスカッションを行い、講師の先生から講義を受けることができたことです。様々な病院、診療科で経験を積んでいる受講生がそれぞれの知識を持ってディスカッションを行うことで様々な角度から事例を考えることができ、また専門の講師の先生から講義を頂けたことで自分の中の引き出しを増やすことができました。
 また、手術室での実習の際は普段の業務では経験できないことを行わせていただき、大変ではありましたがとても充実した期間でした。約1年間学んだことの集大成として、知識を全て出し切りながら患者さんと向き合ったことはかけがえのない経験です。受講生同士で励まし合いながら、共に学びながら1年間頑張ってきたことも印象深いです。

2期生

 特定行為研修(術中麻酔管理パッケージ)を受講して、自分の中の知識がブラッシュアップされ手術室での臨床業務に自信を持って挑むことができています。勤務しながら研修を受講しなければならないため、時間配分が大変なこともありましたが、研修センターの先生方や同期の研修生の皆さんに相談して、日々の疑問を解消することができていました。
 研修受講での印象に残っている経験は、看護学生時代には経験しなかったOSCEという実技試験があったことです。また、医師の思考過程を学ぶカリキュラム(身体診察・問診・鑑別診断など)は難しかったですが、とても勉強になりました。
 研修受講で得たものは、研修を終えた看護師は単に医師のタスクシフトとしての役割だけではないということです。知識・技術がある看護師として他職種に働きかけ、チーム医療の架け橋になる役割も求められていることに気付きました。現在、自部署においても麻酔科医・外科医・手術室看護師などの多職種と綿密にコミュニケーションを取り、協働して活動を行っています。

1期生

 特定行為研修では、普段はあまり考えることのない、学ばない、医師の思考過程について学ぶ機会が多いです。病気の診断から治療法の選択という流れの中で、フィジカルアセスメントや臨床推論、病態判断についての知識が必要であり、この思考過程を理解することで、これまで以上の深いアセスメントを行い、その判断力において特定行為が実施できると実感しています。
 また、演習では症例について医師とディスカッションを行う場面も多くあります。その際には自分自身の思考過程を言語化する能力が鍛えられますし、医師からは実臨床に即した解説があり、研修終了後には様々な場面で活用することが出来ます。
 この研修は、特定行為を行うためだけでなく、普段の看護の質、医療の質を向上させるためにも活用することが出来ると考えています。

2期生

 看護師特定行為研修を修了して一番大きく感じたことは、視野が広がったことです。今まで学んだ看護学に加え、研修では臨床推論など医師の視点を学ぶことができました。また、設備の整った東大病院で、各分野の専門の先生方の講義を受けることができたことは大変貴重な経験になりました。研修は就業しながら受講することができたので、ライフスタイルを大きく変えずに研修をすすめていくことができました。研修中は学習時間の工面等、正直苦労と感じることもありました。しかし、今振り返ると、新たな知識や経験を積み重ねることができ、研修を受講できたことを心から良かったと思っています。
 私は現在、手術室で通常の看護師業務と並行して麻酔科医師の業務の補助を行なっています。当院では看護師特定行為研修修了者は私が初めてなので、特定行為とはどのようなものかを周知していくことも今後の課題です。
 もし、看護師特定行為研修の受講を迷っている方がいらっしゃいましたら、是非お勧めしたいです。特定行為看護師として現場で活躍する看護師が増えていくことを願っています。

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