当研修プログラムでは、脳神経外科領域の様々な疾患について、偏りなく、広く深く学ぶことができます。当科が対象としている主な疾患は、以下のとおりです:

  • 1.脳腫瘍(髄膜種、神経鞘腫、下垂体腺腫、神経膠腫、転移性脳腫瘍 等)
  • 2.脳血管障害(脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳出血、もやもや病、脳梗塞 等)
  • 3.機能的脳神経外科(難治てんかん、顔面痙攣、三叉神経痛 等)
  • 4.脊椎脊髄疾患および外傷性疾患(慢性・急性硬膜下血腫、硬膜外血腫、脳挫傷 等)

これら多岐に渡る疾患の治療では、他科との協力が欠かせません。頭蓋底腫瘍の手術では耳鼻科、形成外科と、脊髄髄膜瘤、早期骨癒合症など小児奇形の手術では小児外科、形成外科と、また小児てんかんでは小児科の協力が必要です。これらの複数の科との協力体制の下、大学病院でしか経験できないような困難な症例についても数多く経験することが出来ます。