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専門医療を集結した小児がん診療(小児科)

当院は東京都小児がん診療病院として、小児がん患者さんに対して標準的治療から高度な移植医療、小児がん救急まで、様々なニーズにあった専門医療を提供しています。また、がんゲノム研究を精力的に展開し、新規治療法の開発も進めています。支援体制としては、院内学級や宿泊施設を完備し、さらにフォローアップ体制の充足化をはかっています。

 
|| 東京大学小児科血液腫瘍班 

診療実績
平成22年―26年の小児がん臨床実績(初発例のみ)

 診療実績(新規診断治療数) 2014 2013 2010-2012
 造血器腫瘍合計 24 15 34
  急性リンパ性白血病 16(13) 7(5) 17(14)
  急性骨髄性白血病 3(2) 6(5) 3(2)
  リンパ腫 0 0 2(1)
  組織球症 2(2) 1(1) 1(1)
  その他の造血器腫瘍 3(3) 1(1) 1(1)
 脳脊髄腫瘍 1 0 10(1)
 固形腫瘍合計 10 16 120
  網膜芽腫・眼腫瘍 0 0 5(0)
  神経芽腫群腫瘍 3(1) 10(4) 21(5)
  腎腫瘍 1 0 11(4)
  肝腫瘍 1 2(1) 11(3)
  骨腫瘍 1 0 33(3)
  軟部腫瘍 2 0 18(3)
  胚細胞腫瘍 1 2(1) 13(2)
  その他の固形腫瘍 1 2(1) 8(3)

 

 
研究活動
私たちは、より良い医療を目指して小児がんの病態解明を目指したゲノム研究を行っています。

<2015年研究成果のプレスリリース>
「横紋筋肉腫におけるゲノム・エピゲノム異常の全体図を解明」

平成27年7月3日

滝田順子准教授、関正史大学院生らは東京大学先端科学技術研究センターゲノムサイエンス分野の油谷浩幸教授、京都大学大学院医学研究科腫瘍生物学講座の小川誠司教授らと共同で、次世代シーケエンサーとアレイ技術を用いて横紋筋肉腫60例のゲノム上にみられる遺伝子異常や構造変化、エピゲノムに見られる異常の全体像を解明しました。その結果、DNA メチル化のパターンから横紋筋肉腫は4 群に分類されることを見出し、それぞれの群に起こりやすい遺伝子異常と病理所見および臨床的特性を明らかにしました。この成果は、横紋筋肉腫の予後予測、精度の高い分子診断法の開発に貢献し、治療の最適化の実現に役立つものと期待されます。

本研究は、文部科学省「次世代がん研究シーズ戦略育成プログラム」の一環として行われたものであり、その成果は2015 年7 月3 日にNature Communications のオンライン版で公開されました。

リリース文書はこちら