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整形外科・脊椎外科

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T.プログラムの名称

整形外科・脊椎外科卒後臨床研修プログラム


U.プログラムの目的と特徴

2年間の研修の内、選択科目として2ヶ月、4ヶ月、8ヶ月のプログラムを当科において研修する。

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V.教育課程

V-1.研修医配置及び研修内容

研修医6名程度が病棟に配属される。

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V-2.研修内容と到達目標

〔整形外科短期研修医〕研修期間:2ヶ月の到達目標:◎
〔整形外科長期研修医〕研修期間:4ヶ月、8ヶ月の到達目標:○

 T.救急医療
   一般目標:運動器救急疾患・外傷に対応できる基本的診療能力を修得する。
   行動目標:
   1.◎多発外傷における重要臓器損傷とその症状を述べることができる。
   2.◎骨折に伴う全身的・局所的症状を述べることができる。
   3.◎神経・血管・筋腱損傷の症状を述べることができる。
   4.◎脊髄損傷の症状を述べることができる。
   5.◎多発外傷の重症度を判断できる。
   6.◎多発外傷における優先検査順位を判断できる。
   7.◎開放骨折を診断でき、その重症度を判断できる
   8.◎神経・血管・筋腱の損傷を診断できる。
   9.◎神経学的観察によって麻痺の高位を判断できる。
   10.◎骨・関節感染症の急性期の症状を述べることができる。

 U.慢性疾患
   一般目標:適正な診断を行うために必要な運動器慢性疾患の重要性と特殊性について理解・修得する。
   行動目標:
   1.◎変性疾患を列挙してその自然経過、病態を理解する。
   2. ◎関節リウマチ、変形性関節症、脊椎変性疾患、骨粗鬆症、腫瘍のX線、MRI、造影像の解釈ができる。
   3.◎上記疾患の検査、鑑別診断、初期治療方針を立てることができる。
   4.◎腰痛、関節痛、歩行障害、四肢のしびれの症状、病態を理解できる。
   5.○神経ブロック、硬膜外ブロックを指導医の下で行うことができる。
   6.○関節造影、脊髄造影を指導医の下で行うことができる。
   7.◎理学療法の処方が理解できる。
   8.○後療法の重要性を理解し適切に処方できる。
   9.○一本杖、コルセット処方が適切にできる。
   10.◎病歴聴取に際して患者の社会的背景やQOLについて配慮できる。
   11.○リハビリテーション・在宅医療・社会復帰等の諸問題を他の専門家、コ・メディカル、社会福祉士と検討できる。

 V.基本手技
   一般目標:運動器疾患の正確な診断と安全な治療を行うため、その基本的手技を修得する。
   行動目標:
   1.◎主な身体計測(ROM、MMT、四肢長、四肢周囲径)ができる。
   2.◎疾患に適切なX線写真の撮影部位と方向を指示できる(身体部位の正式な名称が言える)。
   3.◎骨・関節の身体所見が取れ、評価できる。
   4.◎神経学的所見が取れ、評価できる。
   5.○一般的な外傷の診断、応急処置ができる。
      @)成人の四肢の骨折、脱臼
      A)小児の外傷、骨折、肘内障、若木骨折、骨端離開、上腕骨顆上骨折等
      B)靭帯損傷(膝、足関節)
      C)神経・血管・筋腱損傷
      D)脊椎・脊髄外傷の治療上の基本的知識の修得
      E)開放骨折の治療原則の理解
   6.○免荷療法、理学療法の指示ができる。
   7.○清潔操作を理解し、創処置、関節穿刺・注入、小手術、直達牽引ができる。
   8.○手術の必要性、概要、侵襲性について患者に説明し、上手くコミュニケーションをとることができる。

 W.医療記録
   一般目標:運動器疾患に対して理解を深め、必要事項を医療記録に正確に記載できる能力を修得する。
   行動目標:
   1.◎運動器疾患について正確に病歴が記載できる。
      主訴、現病歴、家族歴、職業歴、スポーツ歴、外傷歴、アレルギー、内服歴、治療歴
   2.◎運動器疾患の身体所見が記載できる。
      脚長、筋萎縮、変形(脊椎、関節、先天異常)、ROM、MMT、反射、感覚、歩容、ADL
   3.◎検査結果の記載ができる。
       画像(X線像、MRI、CT、シンチグラム、ミエログラム)、血液生化学、尿、関節液、病理組織
   4.◎症状、経過の記載ができる。
   5.○検査、治療行為に対するインフォームド・コンセントの内容を記載できる。
   6.○紹介状、依頼状を適切に書くことができる。
   7.○リハビリテーション、義肢、装具の処方、記録ができる。
   8.◎診断書の種類と内容が理解できる。

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V-3.教育に関する行事

@初期研修医に対する集中講義
   下記の各カンファレンスにおいて、各研修医の研修内容の確認、必要な知識・技術の指導を行う。

A臨床研修スケジュール(病棟医)
月曜日: 手術、病棟業務
火曜日: 教授回診、病棟業務
水曜日: 手術、病棟業務
木曜日: 病棟業務
金曜日: 手術、病棟業務
土曜日: 病棟業務

B定期的なカンファレンス

(週)

月曜日 18:00〜: 病棟カンファレンス(受持ち症例に関するカンファレンス)
火曜日 8:00〜 9:00: Clinical conference(臨床的なトピックスに関するカンファレンス)
  9:00〜: 病棟回診(教授による入院症例の総回診)
木曜日 8:00〜 9:00: Research conference(先端の研究に関するカンファレンス)
  9:30〜: 病棟カンファレンス(受持ち症例に関するカンファレンス)
土曜日 9:00〜 Fundamental conference(専門医による診療に必要な知識・手技に関する講義と実技)

(月)

第4火曜日: 病理カンファレンス(組織診断に関するカンファレンス)
不定期(月約1回): Orthopaedic seminar(臨床、研究の第一人者を招いた講演会)
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V-4.指導体制

  • 病棟では指導医の指導の下、10床前後を受け持つ。
  • 担当する患者は10名程度で、3ヶ月間に延べ30症例程度を経験する。
  • 研修医は常にチームの助教または特任臨床医と行動を共にし、患者の治療方針の決定に参加する。
  • 専門領域に関することは各専門グループ責任者及びグループ員が指導する。
  • 研修医は指導を受ける立場にあるが、学生の延長ではない。チームの一員として24時間体制で患者の急変あるいは夜間救急に対応する心積もりが必要である。
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