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女性診療科・産科/女性外科

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T.プログラムの名称

女性診療科・産科/女性外科卒後臨床研修プログラム(1か月コース、2〜9か月コース)


U.プログラムの目的と特徴

当科は疾患ごとに3つのチームに分かれて診療にあたっています。

・腫瘍チーム   主として悪性疾患に関する治療(手術・化学療法など)
・産科チーム  周産期の管理
・リプロチーム  内視鏡下手術 不妊治療・IVF 婦人科良性疾患(子宮内膜症 子宮腺筋症 骨盤臓器脱)
 

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V.教育課程

V-1.研修医配置(ローテーション・スケジュール)

腫瘍チーム・産科チーム・リプロチームのいずれかに配属することとなります。

1か月コースであれば上記3チームのうち1つのみを選択しますが、2か月〜9か月コースであれば複数のチームに参加することが可能となります。ただし当直勤務では3チームすべての疾患に関して経験できます。また1ヶ月コースの場合は事前にチームの希望を伺います(希望に添えないこともあります)。
全てのチームで患者に一番近い立場として主体的に診療にあたっていただくことが可能です。

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V-2.指導体制

腫瘍/産科/リプロチームごとに指導にあたっています。

指導担当者がつく他、参加したチームの分野に関しては研修期間に応じて経験できる症例の数は差があるものの(例えば手技に関しては、下記に示す通り全員に縫合や分娩立ち会いを経験いただきますが、おおよそ2か月以上の研修期間で小手術の執刀、3か月以上の研修期間で帝王切開術など開腹術の執刀が可能です)、学ぶべき疾患をまんべんなく経験できるように工夫いたします。
平日日中の診療に加えて平日当直および土日休日は日当直の診療に参加していただきます。分娩・婦人科救急診療に4名体制であたります。なお、当直翌日の勤務は免除しております。
また、初期臨床研修医からの要望が多かった内容に関してクルズスを開催しております。後期研修医〜若手医師・コメディカルの方を講師に、アットホームな雰囲気です。

(例:これだけは知っておきたい救急でよく出会う婦人科疾患・妊婦のくすりQ&A など)

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V-3.研修内容と到達目標

(1)女性特有の疾患による救急医療を研修する。

女性特有の疾患に基づく救急医療を研修する必要がある。これらを的確に鑑別し、初期治療を行うための研修を行う。


(2)女性特有のプライマリケアを研修する。

思春期、性成熟期、更年期の生理的、肉体的、精神的変化は女性特有のものである。女性の加齢と性周期に伴うホルモン環境の変化を理解するとともに、それらの失調に起因する諸々の疾患に関する系統的診断と治療を研修する。これら女性特有の疾患を有する患者を全人的に理解し、対応する態度を学ぶことは、リプロダクティブヘルスへの配慮或いは女性のQOL向上を目指したヘルスケア等、21世紀の医療に対する社会からの要請に応えるもので、全ての医師にとって必要不可欠のことである。



(3)
妊産褥婦並びに新生児の医療に必要な基本的知識を研修する。

妊娠分娩と産褥期の管理並びに新生児の医療に必要な基礎知識とともに、育児に必要な母性とその育成を学ぶ。また、妊産褥婦に対する投薬の問題、治療や検査をする上での制限等についての特殊性を理解することは、全ての医師に必要不可欠なものである。

限られた期間でよりよい研修を行う為に、以下のチェックリストを使用しております。その他経験したい項目等あれば、適宜相談してください。


                       全勤務者の研修必修項目
 @ 自分でプローベをもって経膣超音波検査をした
 A 膣鏡をかけた(手術中を含む) 
 B 膣鏡で子宮膣部をみた 
 C 内診をした(手術時、分娩中など) 
 D 縫合をした(分娩時、手術時) 
 E 経室分娩に立ち会った 
 F 分娩直後の診察(子宮復古、産道の確認)を した
(EFは異なる分娩でかまわない。)
勤務の達成目標産科勤務での達成目標産科勤務での達成目標
 @ 自分で経腹エコープローベをもって、胎児・羊水・胎盤をエコーでみた
 A NSTを装着した 
 B BITあるいはCheck PROMをした 
 C 会陰縫合をした
 D 産褥退院診察をした
 E 新生児診察をした
リプロ勤務での達成目標
 @ ニピュレーターを入れた
 A 産婦人科良性疾患のMRI検査(T1強調画像,T2強調画像など)の説明ができる 
 B 卵あるいは胚をみた(採卵あるいは移植時)
 C 不妊検査を見学(精液検査、子宮卵管造影検査など何か一つ) 
 D 急性腹症の症例を経験した 
腫瘍勤務での達成目標
 @ 子宮膣部あるいは膣断端細胞診の採取、あるいは膣拡大鏡検査をした
 A 婦人科悪性疾患の画像(CT、MRI、PET)を説明できる 
 B 婦人悪性腫瘍に用いられる化学療法の副作用の説明ができる 
 C 女性の骨盤解剖について説明ができる 
 D 中心静脈カテーテル留置、腹水穿刺などのベッドサイドの手技を経験した 

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V-4.研修スケジュール


・産科チーム
   月曜日  火曜日  水曜日  木曜日  金曜日
 8:00〜    臨床検討会 

or クルズス
 
 8:30〜8:50 引き継ぎ  
 午前  手術  病棟

分娩対応
 総回診 手術 病棟

分娩対応
  クルズス(水曜朝 隔週+月1回水曜日午前 開催)    
 午後   病棟

分娩対応
 病棟

分娩対応
 手術  病棟

分娩対応
 17:00〜17:30 引き継ぎ   
 17:30〜    病棟カンファ   


・腫瘍チーム
   月曜日  火曜日  水曜日  木曜日  金曜日
 8:00〜      臨床検討会

or クルズス
   
 8:30〜 チームカンファレンス・回診
 午前  病棟管理  手術  総回診 手術

病棟管理 
  クルズス(水曜朝 隔週+月1回水曜日午前 開催)    
 午後  病棟管理  手術 病棟管理 手術

病棟管理
 17:00〜   病棟カンファ   


・リプロチーム
   月曜日  火曜日  水曜日  木曜日  金曜日
8:00〜    臨床検討会
or クルズス
   
 午前  病棟管理

不妊検査/IVF助手
 手術  総回診 手術/病棟管理

不妊検査/IVF助手 
  クルズス(水曜朝 隔週+月1回水曜午前開催)    
 午後  病棟管理

不妊検査助手
 手術  病棟管理

不妊検査助手
手術/病棟管理

不妊検査助手
 17:00〜    病棟カンファ   



・臨床検討会


水曜日朝8時から(2週に1度)開催されています。教室内で共有すべき貴重な症例に関する報告や、産科/婦人科における最近のトピックスに関してのプレゼンテーションが行われ、盛んなディスカッションが行われております。産科/婦人科疾患に関する最新の知識や、プレゼンテーションの手法を学ぶ場となることを期待しています。
     

・病棟カンファ

毎週火曜日夕方よりチーム内で病棟患者の情報共有を行っています。担当患者の経過を簡潔にプレゼンテーションします。事前に上級医と担当患者に関しての問題点・今後の方針などを準備しています。

・総回診

毎週水曜日の午前中に診療科長との回診を行っております。各患者の経過を簡潔にプレゼンテーションします。

・手術

担当患者の手術には助手として参加していただきます。産科チームは帝王切開、腫瘍チームは悪性腫瘍手術、リプロチームは内視鏡手術を主に行っております。縫合・結紮等の基本的手術手技の学習となることはもちろんの事、産科特有な手術の経験をすることや、内視鏡手術を実際にドライラボで体験していただく事も可能です。

・当直

平日日中の診療に加えて平日当直および土日休日は日当直の診療に参加していただきます。分娩・婦人科救急診療に4名体制(助教、医員2名、初期研修医)であたります。なお、当直翌日の勤務は免除しております。

・クルズス

初期臨床研修医からの要望が多かった内容に関してクルズスを開催しております(1回30分程度月3コマ)。後期研修医〜若手医師・コメディカルの方を講師に、アットホームな雰囲気でやっています。(例:これだけは知っておきたい救急でよく出会う婦人科疾患・妊婦のくすりQ&A など)

・分娩対応

産科チームや当直勤務では、分娩の管理を上級医とともに行って頂きます。他科では経験することの出来ない生命の誕生に触れていただくことは、男性・女性を問わず今後の人生において貴重な経験となることと思います。腫瘍チーム・リプロチームであっても、研修期間中に分娩への立ち合いが必ず出来るように配慮いたします。



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