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脳神経外科

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T.プログラムの名称

脳神経外科 初期臨床研修プログラム


U.プログラムの目的と特徴

本プログラムの目的は、卒後2年間の初期臨床研修において、脳神経外科の臨床に従事して知識と経験を積み、一般臨床医としての素養を高めることである。同時に、将来脳神経外科専門医を取得するための初期研修としても位置付けられる。本プログラム終了後、卒後3年目以降の専門研修プログラムに参加することが適切と認められたものは、卒後6年目までの研修を行い、日本脳神経外科学会専門医試験の受験資格を取得することができる。

本プログラムの特徴は、基幹施設である本院だけでなく、協力施設の第一線病院において脳血管障害、頭部外傷等の救急疾患から脳腫瘍、機能的疾患、脊髄疾患等に及ぶ幅広い分野の臨床に従事できることである。これらの活動は、各分野の指導的立場にある専門家によりなされ、カンファレンス、抄読会等の学術的な面での教育システムが充実していることが特徴である。

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V.教育課程

V-1.研修内容及び到達目標

1.初期臨床研修(一般)
臨床研修の到達目標を達成させ、脳神経外科領域の疾患概念、特に初期症状の鑑別点を理解し、脳神経外科専門医への適切なコンサルテーションができるよう指導することを目標とする。

(1ヶ月目)
脳神経外科疾患の代表的疾患の患者管理のポイント等のオリエンテーションを受ける。その後、基本的な身体診察法である神経学的診察を習熟するとともに、頻度の高い脳外科疾患の症状から必要な検査項目が列挙でき、かつその所見を指導医(助教、医員)と共に体験していく。同時に、医療人として必要な基本姿勢や診察態度等 についても学ぶ。

(2ヶ月目)
個々の脳神経外科疾患に関する知識を実際に体験する症例を通してさらに増やし、 具体的な診断法、鑑別診断、治療方針の立て方等を理解する。基本的な神経学的検査、画像検査について、脳の解剖学的知識とその機能の知識を身に付ける。基本的な注射法や採血法の技術を身に付け、指導医の管理の下、実践していく。脳神経外科手術で使われる手術器械、ナビゲーションシステム、術中モニタリング等についての知識を増やし、実施できるようにする。

(3ヶ月目)
脳神経外科疾患の術後管理の全体を掴み、ドレーン管理の基本についても学ぶ。脳神経外科手術の流れを理解し、手術の補助として参加する。

(4ヶ月目)
頻度の高い脳神経外科疾患の全体像を把握し、特に重篤な意識障害を伴う患者の救急蘇生を含む管理を見学、或いは実践して適切な検査項目や優先順位を理解して実践できるようにする。これにより、適切に脳神経外科専門医にコンサルテーションできるようにする。なお、簡単な手術については、手術助手として参加できることもある。

2.初期臨床研修(専門)
初期臨床研修(専門)については、その後の専門研修への移行がスムーズに行えるように、後半の4ヶ月間において穿頭術、VPシャント術等の術者の経験ができるよう指導することを目標とする。

(1ヶ月目)
脳神経外科疾患の代表的疾患の患者管理のポイント等のオリエンテーションを受け る。その後、基本的な身体診察法である神経学的診察を習熟するとともに、頻度の 高い脳外科疾患の症状から必要な検査項目が列挙でき、かつその所見を指導医(助教、医員)と共に体験していく。同時に、医療人として必要な基本姿勢や診察態度等に ついても学ぶ。

(2ヶ月目)
個々の脳神経外科疾患に関する知識を実際に体験する症例を通してさらに増やし、 具体的な診断法、鑑別診断、治療方針の立て方等を理解する。基本的な神経学的検査、画像検査について、脳の解剖学的知識とその機能の知識を身に付ける。基本的な注射法や採血法の技術を身に付け、指導医の管理の下、実践していく。脳神経外科手術で使われる手術器械、ナビゲーションシステム、術中モニタリング等についての知識を増やし、実施できるようにする。

(3ヶ月目)
脳神経外科疾患の術後管理の全体を掴み、ドレーン管理の基本についても学ぶ。脳 神経外科手術の流れを理解し、手術の助手として参加する。

(4ヶ月目)
頻度の高い脳神経外科疾患の全体像を把握し、特に重篤な意識障害を伴う患者の救急蘇生を含む管理を見学、或いは実践して適切な検査項目や優先順位を理解して実践できるようにする。これにより、適切に脳神経外科専門医にコンサルテーションできるようにする。なお、簡単な手術については手術助手として参加できることもある。

(5〜6ヶ月目)
代表的な脳神経外科疾患の術後管理を理解し、実施できるようにする。救命救急センターに搬送されてくる患者の急性期管理を救命救急医及び指導医と共に体験し、救急蘇生と患者管理の基本的技術を学ぶ。また、局所麻酔等の知識を深め、髄液採取検査やCVカテーテル挿入の処置法、簡単な手術(穿頭術、VPシャント術等)の術者として手術に参加できるようにする。

(7〜8ヶ月目)
より多くの病棟の患者を受け持ち、自ら診療に当たる。診療内容については、指導医、講師以上のスタッフの直接指導を受ける。学会発表や論文発表にも取り組み、症例に対する考え方や論文作成法等を学ぶ。


3.臨床研修の到達目標について
1.行動目標
医療人として必要な基本姿勢・態度

2.経験目標
A .経験すべき診察法・検査・手技
(1) 基本的な身体診察法

  • 神経学的診察ができ、記載できる
  • 精神面の診察ができ、記載できる

(2) 基本的な臨床検査

  • 髄液検査・単純X検査・X線CT検査・MRI検査・核医学検査

(3) 基本的手技

  • 注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)を実施できる
  • 採血法(静脈血、動脈血)を実施できる
  • 導尿法を実施できる
  • ドレーン・チューブ類の管理ができる
  • 胃管の挿入と管理ができる
  • 局所麻酔法を実施できる
  • 創部消毒とガーゼ交換を実施できる
  • 簡単な切開・排膿を実施できる

(4) 基本的治療法

  • 輸液ができる

(5) 医療記録

B.経験すべき症状・病態・疾患
1.頻度の高い症状

  • 頭痛(レポート提出)・めまい(レポート提出)・失神 ・けいれん発作
  • 嚥下困難・歩行障害 ・聴覚障害・尿量異常

2.緊急を要する症状・病態

  • 意識障害・脳血管障害 ・外傷

3.経験が求められる疾患・病態
(2)神経疾患

  • 脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
  • 脳・脊髄外傷(頭部外傷、急性硬膜外・硬膜下血腫)

(10)内分泌・栄養・代謝系疾患

  • 視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)

C.特定の医療現場の経験

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V-2.教育に関する行事

1.抄読会(週1回)
2.学会発表(関東地方会等)
3.関連各科合同カンファレンス(放射線科、病理、神経内科)
4.定期的なカンファレンス(Clinical conference、 CPC、 脳腫瘍研究会、血管研究会)

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