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地域医療研修病院メッセージ

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当院において東大病院プログラム生を受け入れることについて

公立穴水総合病院(石川県) 臨床研修センター 中橋 毅 先生

公立穴水総合病院(石川県) 臨床研修センター 中橋 毅 先生

臨床研修医の皆さんにとって、地域医療研修は多様な医療の体験の場であるばかりでなく、患者様やその家庭に深く接する「医師の原点」の経験の場とも言えるでしょう。公立穴水病院臨床研修センターでは、地域が必要とするさまざまなCureやCareの仕組みを体験することで、研修医の皆さんにとって人々が生まれてから一生を終えるまでに必要な医療・福祉の理解とその中での自分の医師としての自覚を深める機会になればと願っています。

当院は能登半島北部、七尾湾の北岸に位置する病院です。ここは豊かな自然に囲まれ、海の幸や山の幸に恵まれた地域ですが、高齢化が非常に進んでいる地域でもあります。能登北部の2010年の高齢化率は約40%であり、これは日本全体の2050年の予測値に相当します。このことは、40年後の日本が直面する地域医療の現場がここにあることを意味し、ここでの研修はきっと皆さんの将来の医療活動に役立つことと思います。

昨年8月に金沢医科大学能登北部地域医療研究所が当院内に設置されてからは、特に滞在型臨床研修施設としてのプログラム整備や環境整備が進められ、効率的で充実した研修環境が整ってきました。具体的には、地域の中核病院の機能、地域の救急医療、在宅医療、地域の包括支援等について、多彩な医療スタッフとともに実体験をした上で、症例検討会、救急症例検討会、ポートフォリオ検討会、地域医療討論会等のセッションを行い、さらに理解を深められるようなプログラムになっています。

今年4月には、当院の東日本大震災医療支援チームに臨床研修医が指導医と共に参加し、宮城県での巡回診療を行いました。ここでの診療は多大な身体的・精神的ストレスのかかった被災者の方々に接する非常にデリケートでタフなものでしたが、臨床研修医が訪問診療の経験を生かしたコミュニケーションと医療の枠を超えた全人的な対応ができたことは、地域医療研修の大きな成果の1つでなかったかと考えています。

医師の原点の体験や未来の日本に求められる全人的な医療に関心のある臨床研修医の皆さんに、是非体験していただきたいプログラムを用意してお待ちしています。

※先生からのメッセージは、平成23年度初めに寄せていただいています。

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