東大病院HPへ
〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
TEL:03-3815-5411 FAX:03-5800-6937
HOME

専門研修コース一覧へ戻る

リハビリテーション科

印刷する


T.診療科の概要

リハビリテーション(以下「リハ」という)科では、さまざまな機能障害や日常生活上の障害を持つ方々に、機能訓練、日常生活指導、社会資源の活用等の手段を駆使して対処し、疾患に応じて機能障害の改善から社会復帰の援助まで総合的な診療を行う。医師に加えて、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、鍼灸マッサージ師等がチームで診療を行う。


本院では中央診療部門(リハ部)として、院内全診療科の入院患者を治療対象とするが、リハ科専用病床はない。リハ診療全般に対応し、精神障害リハ、心臓リハ、呼吸リハも取り扱う。

I-1.スタッフ

教授1名、講師1名、助教2名、流動助教1名(精神科DH担当)が常勤スタッフである。

I-2.週間スケジュール

 
午前 新患提示
往診、中央診療
新患提示
往診、中央診療
新患提示
往診、中央診療
小児リハ外来
カンファレンス
新患提示、回診
新患提示
往診、中央診療
午後 往診、中央診療 往診、中央診療
小児痙縮外来
四肢形成不全外来
往診、中央診療 補装具診
【夕方】
勉強会
リンパ浮腫外来

往診、中央診療

I-3.教育的セミナー

↑Page Top

診療科独自に、東大リハ・スキルアップシリーズ(若手医師対象)、三四郎リハビリテーションカンファレンス(研究協力病院との合同症例検討会)、三四郎リハビリテーションセミナー(学術講演会)等を開催。学会企画の教育研修会、総会及び地方会の学術集会で同時企画される教育セミナーへの参加を奨励。

I-4.主たる診療対象疾患

平成21年度の新患の疾患・障害内訳
(1) 脳疾患 406名
(2) 骨関節疾患 200名
(3) 悪性腫瘍等体力消耗疾患 185名
(4) 循環器疾患 128名
(5) 神経筋疾患 111名
(6) 呼吸器疾患 73名
(7) 脊椎脊髄疾患 45名
(8) 代謝疾患 19名
(9) 小児疾患 14名
(10) 外傷・切断 8名
(11) その他 108名
同じく、実施した理学療法・作業療法・言語聴覚療法等の単位数の多い上位10診療科は、整形外科、精神科、循環器内科、神経内科、脳神経外科、心臓外科、血液・腫瘍内科、リハ科、顎歯科、アレルギー・リウマチ内科の順である。

I-5.研究室

平成13年度にリハ医学分野の設置が認められ、平成16年に当科研究室が1室配備された。現在の大学院生の研究テーマは、主に三次元動作解析装置を用いた小児、足部疾患患者、高齢者の動作解析である。この他に、各種の希少難治性疾患の研究等、臨床に結びつき得る研究を幅広く展開している。

↑Page Top

U.専門研修プログラム

1.概要

疾病構造の変化に加えて高齢社会を迎え、医学的のみならず社会的ニーズの増大したリハ医療に実践的に対応できる医師の養成を目的とする。初期2年間の臨床研修に加えて幅広い疾患領域と障害に対する専門的カリキュラムを提供し、日本リハ医学会専門医制度に即して専門医資格の取得を目指す。臨床研修は、研修協力病院と連携してプログラムを構築している。出身大学による制約はない。専門研修終了後に関しては、各自の興味と適性に応じて、指導医、研究者、教育者、地域保健と福祉の行政官等のキャリアへの進路選択の手助けをする。

2.研修コースと対象

初期研修の開始施設と将来希望する方向性により以下の4つのコースの選択が可能である。

A.基本コース
初期研修を本院で開始し、3年間で専門医を取得後、大学院へ進学する。
B.早期大学院コース
初期研修を本院で行い、早期に大学院へ進学する。研究者としてのキャリアを希望するものを対象とする。
C.早期専門研修延長コース
専門医としてのキャリアを希望するものを対象とする。他の診療科をある年数経験したものも対象に含める。大学院への進学は必須ではない。

各コースの年次毎の内容は一覧表を参照。

↑Page Top

3.研修内容

学会により提示された専門医研修カリキュラムに即して、リハ診療全般を経験する。リハの診療形態は、理学療法、作業療法、言語聴覚療法、義肢装具、ソーシャルワーク等を施行する各種コ・メディカルスタッフとのチームアプローチによる。これら関連職種の知識と技術の概要を理解し、基本的手技については自らも実施できるようにする。障害と環境の関わりについて理解し、患者並びに患者の家族に対する説明と適切な環境設定を助言できるようにする。治療方針の決定と経過のモニターに関わるリハ・カンファレンスを運営する技術を身に付ける。


基本コース、専門研修延長コースでは、専門研修の3年間に学会で指定する8つの領域(@脳卒中、その他の脳疾患〔脳外傷等〕、A脊髄損傷、その他の脊髄疾患〔二分脊椎等〕、B関節リウマチ、その他の骨関節疾患〔外傷を含む〕、C脳性麻痺、その他の小児疾患、D神経及び筋疾患、E切断、F呼吸器・循環器疾患、Gその他〔悪性腫瘍,末梢循 環障害,熱傷等〕)について経験し、各3〜10例の症例要約を作成する。他のコースでも専門医試験までには同様に経験症例の要約を作成する。


専門研修は本院と研修協力病院をローテート勤務して行う。本院と一部の研修協力病院ででは、急性期病院の中央診療部門として他診療科の医師とのコミュニケーション技術に関わる往診による診療と結果の報告、診療方針、治療内容の説明に習熟する。また、医学生、コ・メディカル学生の実習を補助し、後輩研修医の指導にも協力する。研修協力病院では、リハ科病棟の受け持ち医として障害者の疾患管理に習熟する。また、地域のリハと福祉活動を経験する。


大学院では各自の研究課題の探求を専らとするが、本院の診療医登録を行い、時に診療に従事、あるいは診療カンファレンスに参加し、臨床医の技術を保持するように努める。大学院に進学しないものでも複数回の学会発表を経験し、学術雑誌への論文掲載を達成する。

4.指導体制

本院においては専門医(学会認定)が常勤で、研修指導に当たる。他に、4名の非常勤講師が専門医資格を有し、随時指導に関わる。参考資料に掲載した研修協力病院は、いずれもリハ科専門医のための研修施設に認定されていて、専門医である指導医が研修指導する。

↑Page Top

V.参考

V‐1.当直・兼業について

非常勤医員については週1日の兼業が可能。


当直や兼業の希望者には、各自の事情により人事部員が相談に応じる。

V‐2.研修協力病院リスト

  • ・国立障害者リハビリテーションセンター
  • ・東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科
  • ・東京都保健医療公社荏原病院リハビリテーション科
  • ・国立病院機構東京病院リハビリテーション科
  • ・国立国際医療研究センター病院リハビリテーション科
  • ・国立精神・神経医療研究センター病院リハビリテーション科                
  • ・東京都立神経病院
  •  

V‐3.診療科OBの就職先(過去4年間実績)

  • ・国立障害者リハビリテーションセンター(病院長、医長)
  • ・東京都リハビリテーション病院リハ科(副院長)
  • ・国立精神・神経医療研究センター病院リハ科(医長)
  • ・東京都保健医療公社荏原病院リハ科(医長)
  • ・東京都立神経病院リハ科(医長)
  • ・東京都心身障害者福祉センター(医長)
  • ・国立国際医療医療研究センター病院リハ科(医長)

V‐4.専門医取得について

日本リハ医学会リハ科専門医の取得条件。
(詳細については学会HP:http://www.jarm.or.jpを参照)


(1) 医師免許取得後5年以上及び日本リハ医学会加入後3年以上経過していること
(2) リハ医学会が定めた臨床研修カリキュラムに基づき5年以上の研修
(卒後初期2年間のローテート臨床研修期間を含めることができる)
(原則として、学会が認定した研修施設において3年以上の研修を要す)
(3) リハ医学会又は地方会における主演者の学会抄録2編
(4) 30症例の症例報告
(5) 100症例のリストの提出
(6) 筆記試験及び口答試験による審査認定
↑Page Top

W.連絡先

芳賀信彦(教授)
TEL:03-3815-5411(内線:35180) FAX:03-5684-2094
e-mail:hagan-reh@h.u-tokyo.ac.jp

研修協力病院所在地、連絡先等

(1)国立障害者リハビリテーションセンター
〒359-0042 埼玉県所沢市並木4-1
TEL:0429-95-3100
総長:岩谷力、担当者:赤居正美院長
(2)東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科
〒131-0034 東京都墨田区堤通2-14-1
TEL:03-3616-8600
病院長:林泰史、担当者:柳原幸治副院長
(3)東京都立荏原病院リハビリテーション科
〒145−0065 東京都大田区東雪谷4-5-10
TEL:03-5734-8000
病院長:稲田進一、担当者:尾花正義リハビリテーション科医長
(4)国立病院機構東京病院リハビリテーション科
〒204-0023 東京都清瀬市竹丘3-1-1
TEL:042-491-2111
病院長:太田健、担当者:新藤直子リハビリテーション科医長
(5)国立国際医療研究センター病院リハビリテーション科
〒162-8655 東京都新宿区戸山1-21-1
TEL:03-3202-7181
病院長:中村利孝、担当者:藤谷順子リハビリテーション科医長
(6)国立精神・神経医療研究センター病院リハビリテーション科
〒187-8551 東京都小平市小川東町4-1-4
TEL:042-341-2711
病院長:糸山泰人、担当者:小林庸子リハビリテーション科医長
            
(7)東京都立神経病院リハビリテーション科
〒183-0042 東京都府中市武蔵台2-6-1
TEL:042-323-5110
病院長:中野今治、担当者:日野創リハビリテーション科医長
↑Page Top

Copyright © 東京大学医学部附属病院 総合研修センター. All Rights Reserved.