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運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント 講座

講座長挨拶

WHO東京大学を含む7つの世界主要機関による最新の調査報告(世界の疾病負担研究)によると、運動器系疾患が生活に支障を与える健康問題として主要な原因であり、中でも腰痛が最も生活への支障に影響する疾患であることが、報告されています。厚生労働省が公表している「国民生活基礎調査」や「業務上疾病発生状況等調査」では、長年に渡り運動器に関わる問題、特に腰痛は国民の訴える愁訴および仕事を休む原因として上位に位置づけられています。すなわち、腰痛を主とする運動器疼痛は、我が国においても世界的にみても最も有訴率が高く社会的損失も大きい問題であり、今までの対策は奏功しているとは言えません。

一方、腰痛を主とする運動器疼痛には「心理社会的ストレスが強く影響すること」「安静よりも運動が有益なこと」といったステレオタイプの考えとは異なる事実が明らかになるなど、その概念は、現在、歴史的な転換期を迎えています。

私は、この分野の研究と診療に真正面から取り組んでまいりましたが、2014年4月より当講座を新設し、さらなる社会貢献性の高いデータやツールの創出と、それに基づく新たな視点に立ったコンセプトや運動療法の提案、その普及・啓発に努めてまいる所存です。             

講座長 松平 浩

 

概要

整形外科・脊椎外科、リハビリテーション科、麻酔科・痛みセンターおよび他施設の研究者とも連携し、腰痛を代表とする疼痛症候群の病態、疫学や計量心理学に関わる研究、生体力学を含む実証的研究を行うとともに、診断・治療アルゴリズム、予防ツールの体系化を目的としています。

具体的には、以下を推進してまいる予定です。
(1) 腰痛を代表とする運動器疼痛に関わる疫学的危険因子の解明
(2) 病態解明に寄与する実証的研究(現状では非特異とされる運動器慢性疼痛の主原因となりうる運動器および脳機能異常の確認)
(3) 治療成績の安定と予後予測につながる診断アルゴリズムと治療プログラム案の作成と有用性の検証
(4) 最も有訴率および生活への支障をきたす割合が高い腰痛に対する予防プログラム案の作成と有用性の検証

併せて、運動器疼痛リハビリテーションプログラムの確立を目指しつつ、これに精通した臨床家の育成も行ってまいる所存です。

<協力講座>整形外科・脊椎外科/リハビリテーション科/麻酔科・痛みセンター
<寄付企業>あゆみ製薬株式会社/日本臓器製薬株式会社/小野薬品工業株式会社/株式会社MTG

 

研究・実績

連絡先

住所:〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1 
東京大学医学部附属病院 中央診療棟2, 8階
TEL:03-3815-5411(代表),内線:34414
E-mail:kmatsudaira-tky@umin.ac.jp