研究

HOME > 研究 > 22世紀医療センター_top > 統合的分子代謝疾患科学

前のページへ戻る

統合的分子代謝疾患科学 講座

概要

近年、糖尿病・メタボリックシンドロームに関連した研究は目ざましい発展を遂げております。1990年台前半より、脂肪細胞は多くの生理活性物質(アディポカイン)を分泌し、肥満に伴う糖尿病の成因に重要な役割を果たすことが明らかになってきました。これらの発見は従来の膵β細胞、肝臓、骨格筋を中心とした、すなわちインスリン分泌とインスリン作用を中心とした糖尿病研究のパラダイムを大きく拡げることになりました。しかしながら、そのような新しい研究成果を土台として様々な作用メカニズムに基づく糖尿病治療薬が全世界的に開発されてきましたが、副作用を有さない決定的な糖尿病治療薬の開発には未だ至っておりません。実際に、厚生労働省が2012年12月に発表した国民健康・栄養調査によると、糖尿病が“強く疑われる”者が約950万人、糖尿病の可能性が否定できない者は約1,100万人で、計約2,050万人と推定され、その人数は膨大で、大きな社会問題となっております。このような現状の理由としては、従来の創薬は実際のヒト疾患を引き起こしている遺伝素因や分子病態の情報に立脚しておらず、主として特定の疾患モデル動物を利用したものであるため、ヒトへの応用段階において脱落例が出るなど非効率的で、根本的な新薬が出にくいこと、予想外の副作用が生じる可能性があることなど様々な問題点を挙げることができます。

このような時代背景の中、本講座は、親講座である東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科と強力な連携体制をとることにより、SNPの遺伝子型などのゲノム情報、実際のヒト組織における遺伝子発現/エピゲノム情報をひとつに統合して解析し、糖尿病および糖尿病合併症の分子基盤の解明を目指しております。

<協力講座>大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科
<寄付企業>武田薬品工業株式会社

 

研究・実績

連絡先

住所:〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学医学部附属病院 中央診療棟2, 8階
TEL:03-3815-5411(代表),内線:34393