研究

HOME > 研究 > 22世紀医療センター_top > 健康空間情報学

前のページへ戻る

健康空間情報学 講座

講座長挨拶

近年加速する医学の進歩とともに医療技術も確実に進化を遂げています。同時に社会的に医療のニーズも益々高まってきており、特に医療の「個への還元」への待望が増大しており、医療の情報化を更に深化させることにより個の医療の質の向上を図る余地は十分に残されています。本講座は、近年発達著しい携帯電話・モバイル機器やネットワーク技術を用いて時間的・空間的に分散して取得管理された電子的な健康・医療情報を統合できる仮想情報空間を構築し、その実証を行うべく設立されました。NTTドコモ株式会社と共同で、学術と社会の発展の推進及び本学における教育研究の進展・充実を図るという理念のもと大学院医学系研究科初の社会連携講座として発足致しました。講座長は糖尿病・代謝内科で培いました臨床経験と研究背景をベースと致しまして、モバイルITの医療への応用を精力的に開拓して参ります。社会と連携して産業と科学を基盤とし、研究開発とともに新たな応用学問体系を構築し、その成果をまた還元していくことが本講座の使命と心得ております。
皆様のご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。             

講座長 脇 嘉代

 

概要

本講座は、時間的・空間的に分散して取得管理された電子的な健康・医療データを、携帯電話や無線LAN端末といったモバイル情報機器と、携帯電話などの情報ネットワークとによって仮想的に統合できる新しい健康情報空間を構築し、その実証実験を行います。医療提供者側に対しては、特に医療機関において診療時間内という限られた時空間でのみではなく、いつでもどこからでも施設内と同様の情報環境にアクセスできる仮想情報空間を提供することを目指し、そのメリットやデメリットを研究します。また患者や保健サービス利用者には、どこからでも自身の医療・健康情報を携帯電話や無線LAN端末を用いて仮想的に持ち運びできるような環境を提供します。こうした情報環境は、救急時などに確かな病歴・処方情報を医療機関に提示でき、リスクに対して自身を守る大きな価値を持つものと考えられます。

このような実証研究の延長として将来的には、医療もしくは保健サービス提供者と、その利用者(患者等)の双方が、同時に物理的に医療機関にいなければ医療ができないという時間的・空間的制約を取り除く将来の診療の在り方そのものへの検討を行うことも目指します。

NTTドコモ株式会社との共同研究プラットフォームとして、企画情報運営部を親講座とし、循環器内科、糖尿病・代謝内科を協力講座として運営致します。モバイルITおよび周辺機器環境開発を軸とし、これを応用した臨床医学的検証を同時に進めます。循環器内科、糖尿病・代謝内科領域において疾患の治療に携わる医師とともに疫学・情報工学・臨床工学専門家の参加を頂き、幅広く学際的な方法論を駆使し科学的検証を行っていくことに重点を置いて参ります。

<協力講座>法医学・医療情報経済学講座 医療情報経済学/器官病態内科学講座 循環器内科学/生体防御腫瘍内科科学講座 代謝・栄養病態学
<寄付企業>株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ

 

研究・実績

連絡先

住所:〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1 
東京大学医学部附属病院 中央診療棟2, 9階
TEL:03-5800-9129
E-mail:kwaki-tky@umin.ac.jp