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プレス発表

【プレスリリース】変形性膝関節症の原因となる細胞外分子Notch の発見

  2013年01月15日

変形性膝関節症は膝関節の軟骨が摩耗する病気で、高齢者の生活の質(QOL)を低下させ、健康寿命を短縮させる、いわゆるロコモティブシンドロームの代表的疾患です。しかしながらその根本的治療法は不明のままです。これまでに、変形性膝関節症の原因分子がいくつか報告されてきましたが、その殆どが細胞の中の分子(細胞内分子)で、治療物質が届きにくく治療の標的には難しい状態でした。

今回、東京大学大学院医学系研究科 整形外科学 大学院生の保坂陽子、同研究科/医学部附属病院 整形外科・脊椎外科 准教授の川口浩らは細胞の表面に存在するNotch(用語解説参照)という受容体タンパクが変形性膝関節症に大きく関与していることを、マウスの実験によって発見しました。細胞表面分子や細胞外分子は細胞内の分子に比べて治療の対象になりやすいという利点があります。実際に、Notch の阻害剤である低分子化合物DAPT を膝関節内に注射投与したところ、軟骨細胞に働いて変形性膝関節症を予防することを見出しました。本成果は、米国科学アカデミー紀要(Proc. Natl. Acad. Sci. USA:略称PNAS)電子版にて米国東部標準時間1 月14 日午後3 時に発表されました。DAPT に代表されるNotch の阻害剤は、変形性膝関節症の根本的治療法の確立に繋がる可能性があります。

※ 詳細は添付のリリース文書をご覧下さい。

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