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教授あいさつ

第4代教授: 光嶋 勲 (Prof:Koshima Isao)

教授:光嶋 勲(Koshima Isao) 東大形成外科のホームページにようこそ。当科の概略と現在行なっている活動につき説明いたします。

教室の歴史

1956年(昭和31年)形成外科診療班が発足しました。その後、 1960年1月東大病院に我が国初の独立診療科として形成外科が設立され、1967年3月大森清一先生が初代教授に就任され、1977年福田修先生が教授に就任され、1986年4月国公立大学で初めての形成外科学講座が承認されました。1988年11月波利井清紀先生が教授に就任され、1998年国公立大学で初めて美容外科を標榜しました。2004年5月光嶋勲が教授に就任し、現在に至っております。

教室の現況

現在の教室員は93名で、同門者数230名(物故会員5名を含む)であり、東京大学、杏林大学、帝京大学、福島医科大学、埼玉医科大学、獨協医科大学などの大学の形成外科、および国立癌センター、静岡県立癌センターをはじめとする23の関連病院において、各施設の特徴を生かした臨床活動、研究活動を活発に行っています。医局同門からの教授就任者は、北は岩手から南は岡山まで現在14名で、国内で最も多人数を輩出しております。

臨床活動

微小血管外科手技を用いた頭頚部再建・顔面神経麻痺・手足の機能を含めた再建・リンパ浮腫、血管奇形など他科とのチームアプローチによる癌切除後の再建が当科の特徴です。また、切断指再接着、顔面骨骨折などの救急患者にも24時間体制で対応しております。その他、顔面・手足・乳房などの高度の変形、唇顎口蓋裂・小耳症・頭蓋顔面奇形、手足などの先天奇形・変形の治療、皮膚軟部腫瘍、手・足の外科、褥瘡、ケロイド、性同一性障害、美容外科分野など多岐にわたっています。

研究活動

超微小外科技術(スーパーマイクロサージャリー)を用いた新しい再建術式の開発と海外への発信、超微小血管吻合技術の開発、リンパ浮腫におけるリンパ管再生機構の解明、血管柄付き脂肪移植、血管柄付き神経移植の臨床応用、動物実験による卵巣保存法の開発と子宮・卵巣同種移植、高性能MDCTによる脂肪層内の穿通血管の3次元分析とその臨床応用、臨床応用を目指した3次元人工骨モデルの開発などについて研究が進みつつあります。また、神経再生、創傷治癒、血管新生、組織再生特に毛根再生、脂肪幹細胞移植など、積極的に取り組んでおります。これらをまとめた論文は過去10年間で約300編の英語論文を発表しており、現在8名の教室員が大学院生として東京大学ほかの研究室に所属しています。

学会活動

最近は、第4回世界マイクロサージャリー学会(2009年、沖縄)、第34回日本リンパ学会(2010年6月予定)などを主催しています。国際的には、 1997年、国際穿通枝皮弁講習会を立ち上げ、以後毎年海外の各国の拠点大学でlive surgeryと講演を行っています(今年10月にはメキシコシティーで予定)。2007年にはアジア・太平洋超微小外科講習会をシンガポール大学で立ち上げ、 2010年にはバルセロナでヨーロッパ超微小外科講習会を立ち上げ、定期的にlive surgeryと講演を行なっています。また、海外に多くの関連大学があり、国立シンガポール大学ではシンガポール内の再建外科医を対象として年3-4回のlive surgeryと講習会を行っており、バルセロナのサンポウ病院でも毎年同様な講習会を開催しています。当科には、国内のみならず海外からの手術見学者も相次いでおり、過去1年間で40名が長・短期滞在しています。その内訳は、ヨーロッパ、アメリカ、南米、エジプト、トルコ、インド、中国、韓国、台湾などで、穿通枝皮弁、超微外科、リンパ管吻合術、超微神経束吻合など当科から世界に発信されている最先端手術の見学に訪れています。  

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