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泌尿器科・男性科

泌尿器科・男性科 科長 本間之夫

 

泌尿器科とは副腎、尿路臓器(腎臓、尿管、膀胱、尿道)、男性性器(前立腺、陰茎、精巣)などの疾患を診断、治療する科です。

概要

診療体制
外来患者数は、年間のべ約24,000人です(2015年)。外来は月曜日から金曜日に行っています。担当医別または専門別となっています。多数の専門外来を備えており、セカンドオピニオン外来、腎腫瘍外来、膀胱腫瘍外来、前立腺外来、腎移植外来、シャント外来、小児泌尿器外来、尿路結石外来、排尿障害・夜間頻尿外来、間質性膀胱炎外来、女性泌尿器外来、男性不妊外来、副腎外科外来、小線源治療外来などがあります。入院ベッドは約44床を有し、入院治療が必要な場合は対応します。入院は年間約 1,200件、手術件数は年間約1,500件です(2015年)。

治療方針
初診患者さんは原則として泌尿器科学会専門医が診察します。診察後、超音波検査、膀胱内視鏡検査、X線検査、排尿機能検査などを施行し、泌尿器科疾患の診断・治療を行います。

得意分野
尿路・男性性器の癌(腎、膀胱、前立腺、精巣など)、前立腺肥大症、間質性膀胱炎、排尿障害、尿失禁、ロボット支援手術(前立腺、膀胱、腎臓)、腹腔鏡手術(副腎、腎、前立腺)、結石内視鏡手術、腎不全外科(シャント、腹膜透析、腎移植)など

その他
1. 泌尿器のがん全般、排尿障害、間質性膀胱炎、尿失禁、副腎腫瘍、尿路結石などに対する専門的な治療を日常的に手がけています。
2. 前立線生検は麻酔をかけて痛みの無い検査を行っています。
3. 腹腔鏡手術や腹腔鏡下小切開手術、ロボット支援手術などの低侵襲治療に積極的に取り組んでいます。
4. 腎臓内科、血液浄化療法部と協力して腎移植を行っています。
5. 最新の知見と技術に基づく最良の医療を提供すべく、日夜努力しています。

対象疾患

腎癌、腎盂癌、尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣癌、副腎腫瘍、腎結石、尿管結石、前立腺肥大症、過活動膀胱、間質性膀胱炎、尿失禁、骨盤臓器脱、腎不全(腎移植、シャント、腹膜透析)、尿路感染症など

外来担当一覧

主な検査

外来
膀胱鏡検査(主に軟性膀胱鏡)、尿路超音波検査、尿流量測定検査、尿流動態検査、尿失禁テスト、経静脈性腎盂造影検査、逆行性腎盂尿管造影検査

入院
前立腺生検

先進・特殊医療

ロボット支援手術
ダヴィンチというロボット手術用機器を操作して、前立腺癌に対する前立腺全摘出術や腎癌に対する腎部分切除術、膀胱全摘術を行います。

腹腔鏡手術、腹腔鏡下小切開手術
副腎、腎、尿管、前立腺に対する良性・悪性腫瘍などに対して内視鏡下あるいは内視鏡の補助下に小切開創で手術を行います。
     
膀胱水圧拡張術
間質性膀胱炎に対して行います。

ボツリヌス毒素(Botox)膀胱壁内注入療法
難治性の過活動膀胱、間質性膀胱炎に対して行います。 
    
腎移植
透析が必要な慢性腎不全に対して、腎移植を行っています。
     
骨盤臓器脱修復術
骨盤臓器脱(膀胱瘤、子宮脱、直腸瘤など)にメッシュを用いた手術を行います。

人工括約筋埋め込み術
男性の重度尿失禁(前立腺術後など)に対して行います。

腎尿管結石衝撃波砕石術
衝撃波砕石装置で腎臓結石や尿管結石を破砕します。

内視鏡下腎尿管結石砕石術
腎盂尿管鏡とレーザーを用いて尿路結石を破砕し、摘出します。

診療実績

現在、診療科で重点的に診療を行っている疾患と治療

【疾患】
1. 前立腺癌
2. 膀胱癌、腎盂尿管癌
3. 腎癌
4. 精巣癌
5. 副腎腫瘍
6. 間質性膀胱炎
7. 過活動膀胱
8. 前立腺肥大症
9. 腎不全
10. 尿路結石症
11. 尿失禁、骨盤臓器脱

【治療方法】
1. 前立腺癌: ロボット支援下前立腺全摘除術、内分泌療法、放射線治療(外照射)
2. ホルモン不応性前立腺癌: ドセタキセル(タキソテール)療法、カバジタキセル(ジョブタナ)療法、抗癌ウイルス療法
3. 腎細胞癌、腎盂尿管癌: 腹腔鏡手術、ロボット支援手術
4. 転移を有する癌: 免疫療法、分子標的治療、樹状細胞療法
5. 膀胱癌: 内視鏡的切除、BCG膀胱注入療法、抗癌剤動脈注入・全身投与療法、放射線療法、根治的膀胱摘除術 、回腸利用自排尿型代用膀胱造設術、ロボット支援手術
6. 進行性尿路上皮癌: 化学療法、ペプチド療法
7. 精巣癌: 高位精巣摘除術、後腹膜リンパ節郭清術、化学療法、放射線療法
8. 間質性膀胱炎: 膀胱水圧拡張術、膀胱内ヘパリン・リドカイン注入療法、経尿道的電気焼灼術
9. 頻尿、過活動膀胱など: 薬物療法、ボトックス膀胱壁内注入療法
10. 腹圧性尿失禁: TOT手術、人工括約筋埋め込み手術
11. 骨盤臓器脱: メッシュを用いた修復手術(TVM)
12. 慢性腎不全: 血液透析、腹膜透析、腎移植

【検査方法】
1. 膀胱鏡検査(主に軟性膀胱鏡)
2. 尿路超音波検査
3. 尿流量測定検査
4. 尿流動態検査
5. 尿失禁テスト
6. 経静脈性腎盂造影検査
7. 逆行性腎盂尿管造影検査
8. 前立腺生検(入院)

その他の実績
※ タイトルをクリックするとデータをご覧いただけます。

診療科で行った主な手術や処置の件数(平成27年)

学会の指導医数、認定医数(平成28年7月1日現在)

研修内容

初期研修医
・ 採血、点滴ライン確保などの基本手技
・ 手術後の全身管理、化学療法中の全身管理(輸液、電解質、白血球・血小板減少時の対応など)
・ 尿路感染症の管理、特に重症の腎盂腎炎など
・ 各種検査: 前立腺生検など
・ 各種レントゲン操作:逆行性尿道造影、尿管ステント挿入、腎瘻造設など
・ 手術の第一または第二助手

専門研修医
・ 東大病院および関連病院で研修を行う。
・ 全身管理、レントゲン操作、各種検査など初期研修の内容を更に充実させる。
・ 小~中手術(去勢術、高位精巣摘除術、骨盤リンパ節郭清、前立腺肥大症の開放手術など)、内視鏡手術(経尿道的膀胱腫瘍切除術、経尿道的前立腺切除術など)を行う。
・ 大手術(腎摘除術、前立腺摘除術、膀胱摘除術など)では術者を経験する。
・ ガイドライン勉強会:泌尿器科の知識を得て、英語論文にも慣れる。
・ 学会発表: 地方会、総会で発表する。国際学会にも参加可能。
・ 論文: 症例報告や臨床研究の成果を論文にまとめる。

リンク

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