臓器移植医療部
生体・脳死肝移植・脳死心移植や補助人工心臓の植込み、生体・献腎移植を行っています。
概要
◆ 診療体制
専門の各移植チーム(肝・心・腎)が中心となり、外来・入院病棟を担当します。ドナー・移植患者の抱える問題など臓器移植医療部コーディネーターが支援します。
◆ 治療方針
各移植チームが開くカンファランスにて、症例ごとに詳細な検討が行われます。
◆ 得意分野
【肝移植】
● 生体部分肝移植
平成21年12月まで445例と国内では2番目に多く施行しています。
● 脳死肝移植
現在まで11例の脳死肝移植を行い、皆様ご健在です。
● 自己肝温存同所性部分肝移植、ドミノ肝移植
【心移植】
● 脳死心移植
現在までに9例の心臓移植を行い(国内では3番目)、全員健在です。さらに、約40名の患者が心臓移植を待機しています。
● 補助人工心臓
重症心不全に対する補助人工心臓植込みを行っております。現在までの約60例の植込みのうち、15例が心臓移植(海外渡航6例を含む)を受け、7例は人工心臓よりの離脱が可能でした。
【腎移植】
● 生体腎移植
血液型が同じの血縁者からの腎提供が最も一般的ですが、生体非血縁者(例:夫婦)間移植、血液型不適合移植も可能です。日本移植学会の「生体腎移植ガイドライン」等に則っております。
● 献腎移植
東大病院を第一希望病院にして登録待機中の患者の人数は、現在約30名です。組織適合検査の結果に基づき、献腎移植の機会に恵まれた方に、腎移植を行っています。臓器の移植に関する法律の運用に関する指針(ガイドライン)等に則っております。
対象疾患
● 肝移植
胆道閉鎖症、代謝性肝疾患、劇症肝炎、ウイルス性肝硬変、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、原発性肝細胞癌など。
● 心移植
特発性心筋症、虚血性心筋症、末期心臓弁膜症、重症先天性心疾患など。
● 腎移植
慢性腎不全全般。ただし、糖尿病性腎症、膜性増殖性糸球体腎炎や巣状糸球体硬化症が原因の場合は、慎重な対応が必要です。
先進・特殊医療
● 脳死肝移植実施指定施設
● 脳死心移植実施指定施設
● 補助人工心臓植込み
主な検査と説明
● 肝移植
自己血貯血(ドナー)/CT/腹部エコー/上部消化管内視鏡/ICG検査(ドナー)/HLA、リンパ球クロスマッチ検査/肝生検
● 心移植
心臓超音波/心肺機能検査/胸部X線/心電図/心臓カテーテル検査/心筋生検/心肺機能検査/心筋シンチグラム
● 腎移植
CT/膀胱造影/骨シンチグラフィー/排泄性腎盂造影(ドナー)/分腎機能評価(ドナー)
