受診・お見舞い

小児科

小児科 科長 北中幸子

 

小児の内科的疾患全ての分野を診療の対象としています。どの科に受診したらよいかわからないときはとりあえず小児科を受診してください。対象とする年齢は原則として0歳から18歳までです。
特に小児期から成人期に診療が継続されるようなケース(キャリーオーバー例)では、この年齢を越えた方でも小児科が診療を担当することもあります。

概要

診療体制
【外来】
一般外来と専門外来があります。一般外来は月曜日から金曜日までの毎日午前中で、受付は午前9時より11時30分までです。予約制ですが、当日の予約も可能です。 専門外来については下記の専門別外来担当表をご覧下さい。特に初診外来を設置して講師以上の医師が対応しております。平成19年の1年間の初診外来受診患者数は2,339人(前年度比118%)、延べ受診患者数は18,281人(前年度比104%)でした。

【入院】
2008年4月現在小児病棟は、95床です。(1)一般小児(74床)、(2)新生児(NICU 9床、GCU 6床)、(3)小児集中治療(PICU 6床)から構成されますが、平成20年7月よりGCUが16床に増床されることにより合計100床を越える規模となり、小児医療センターとしてさらに充実する予定です。一般小児は3つのグループ(①血液・腫瘍グループ、②神経グループ、③腎・免疫・呼吸・感染グループ)より成り、それぞれのグループは、指導医、専門研修医、 初期研修医より成るチーム医療を提携しています。小児外科、心臓外科(小児)の入院患者を対象としています。周産期カンファ、心臓カンファ、血液・腫瘍カンファなどを行い、他科と緊密な協力の元、集学医療に努めています。

小学生以上のお子さんは院内に併設されたこだま分教室で義務教育が行われています。平成18年4月からは小児病棟に2人の専属保育士が配属されたことにより就学前の子ども達の心理的サポートが一層充実しました。又、ひな祭り、七夕祭り クリスマスなど定期的に病棟レクリエーションを行い患児のQOL向上に努めています。

当院の隣接地には、遠方より当院に入院または通院の20歳未満の患者さんと付き添いに来られるご家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス 東大」もございます。詳しくは、下記のページをご覧ください。
ドナルド・マクドナルド・ハウス 東大
  http://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/hotel/index.html#dmh-todai


治療方針
高度先進医療を推進するとともに患者さんのQOLを高く保てるような治療を目指しています。

得意分野
腎臓、循環器、血液・腫瘍、神経・筋、免疫・アレルギー、呼吸器、新生児・未熟児、内分泌・代謝の各分野を中心に、小児疾患全般を診療しています。

対象疾患

・ 腎臓: ネフローゼ症候群、慢性腎炎、尿細管障害、水・電解質異常、Dent病など
・ 循環器: 先天性心疾患、不整脈、心筋疾患、川崎病など
・ 血液・悪性腫瘍: 白血病、悪性リンパ腫、神経芽腫、骨・軟部腫瘍など
・ 神経・筋: 脳炎・脳症、てんかん、神経変性疾患、先天代謝異常症、筋疾患、重症心身障害児、発達障害など
・ 未熟児・新生児: 超低出生体重児、呼吸窮迫症候群、新生児仮死など
・ 免疫・アレルギー: 気管支喘息、アトピー性皮膚炎、免疫不全症、膠原病、悪性腫瘍など
・ 内分泌・代謝: 低身長、甲状腺疾患、糖尿病など
・ 呼吸器: 咽頭疾患、先天性喘鳴、気管支異物など
・ 感染症一般

外来担当一覧

先進・特殊医療

骨髄移植
白血病などの治療を目的として、受血者の骨髄細胞を死滅させて,そこへ新たな骨髄細胞を輸注することにより造血能を再生させる治療です。

心臓カテーテル治療
一部の先天性心疾患を対象として、心臓カテーテル技術によりコイルによる動脈管などの閉鎖やバルーンによる血管拡大などを行うもので、手術に比べて低侵襲な治療法です。

心臓超音波検査
複雑心奇形の診断治療に際して通常の心臓超音波検査に加えて3Dエコー法を用いた検査を行っています。

癌の免疫療法
優れた抗原提示能、免疫誘導能をもつ樹状細胞を用いて、腫瘍細胞特異的な抗腫瘍Tリンパ球を誘導し、腫瘍細胞を殺すようにする治療法です。

遺伝子治療
神経芽細胞種を対象として遺伝子導入による治療を試みています。

血液浄化療法
従来からの血液透析に加え、持続血液ろ過透析(CHDF)も行っています。

腹膜透析療法
腹膜を透析膜とし、腹腔内に透析液を貯留させ、透析を行います。

胎児心臓超音波検査
平成18年4月から日本で初めて高度先進医療として認可されました。複雑心奇形など胎児期に診断して、出生後の治療をスムースに行うことが可能となりました。これにより、重症な心臓疾患をもった赤ちゃんの予後が一層改善されます。

新生児の特殊な呼吸管理
HFOやNO(一酸化炭素)を用いた呼吸管理を得意としています。

その他、小児外科、小児循環器外科、脳神経系外科などと連携し、あらゆる小児疾患に対応可能です。

診療実績

現在、診療科で重点的に診療を行っている疾患、治療方法、検査方法
腎臓病、溶血性尿毒症症候群、先天性心疾患、心筋疾患、白血病など血液疾患、悪性腫瘍、新生児・未熟児疾患、免疫不全症、重症神経疾患、気管支・肺疾患、膠原病、低身長、糖尿病

その他の実績
※ タイトルをクリックするとデータをご覧いただけます。

診療科で扱った主疾患と入院患者数(平成21年度)

診療科が扱った主な検査、特殊な検査の件数(平成21年度)

診療科で行った主な手術や処置の件数(平成21年度)

月別入院・外来患者数の年間動向(平成22年度)

学会の指導医数、認定医数(平成22年4月1日現在)

主な検査と説明

外来
・ 各種超音波検査(心、腎、肝、脳など)
・ 各種放射線検査(MRI、CT、PET、排泄性膀胱造影、シンチグラフィーなど)
・ 心電図
・ 脳波
・ 脳磁図
・ 胎児心臓超音波検査

入院
・ 心臓カテーテル検査
・ 骨髄検査
・ 腎生検
・ 咽頭ファイバー検査

研修内容

初期臨床研修
初期臨床研修では小児科は必須として1ヶ月間です。ただし、2年目の選択の中で、希望することができます。臨床研修医は、病棟医として指導医とペアで入院患者さんを受け持ちます。また指導医の元で小児科救急当直を行います。実際の診療実習に加えて、毎週火曜日午後に入院患者チャートラウンドでの発表、毎週2回午後4時から診療基本手技の実習・クルズスがあります。小児の採血、輸液ライン確保、骨髄検査、腰椎穿刺など基本手技は必ずマスターしていただきます。また、人形を使用した乳児の心マッサージ、気管内挿管の実習も行います。

臨床研修終了後(卒後3年目以降)
臨床研修終了後(卒後3年目以降)に小児科を希望する医師には、小児科専門医を目指した専門臨床研修を、大学病院、関連病院で行っていただきます。その中で、NICU、PICU、麻酔科での研修も可能です。

その他

研究会
小児クリニカルカンファランス(毎週木曜日午後5時から)
東京大学小児医学研究会(年2回)

業績集
教室業績集を年1回発行

教室年報
小児科同窓会誌を年1回発行

リンク

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