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血液・腫瘍内科

血液・腫瘍内科 科長 黒川峰夫

 

血液・腫瘍内科では、貧血、白血球減少症、血小板減少症等の造血障害、白血病、悪性リンパ腫等の腫瘍性疾患を始めとして、あらゆる血液疾患の診療を行っています。患者さんにご安心、ご納得いただける医療を第一に考え、丁寧な対話に基づく全人的医療を実践しています。また各種の血液疾患に対して科学的根拠(Evidence Based Medicine)に基づき、最新の治療を行っています。特に白血病、悪性リンパ腫などの造血器悪性腫瘍に対しては、適応がある場合には骨髄移植や末梢血幹細胞移植などの造血幹細胞移植を行い、造血器悪性腫瘍の完全な治癒を目指しています。さらに、移植免疫や腫瘍免疫の理論に基づき、細胞療法などの高度先進医療も実施しています。

お知らせ

東大病院は原則予約制となっております。外来受診の際にはあらかじめ予約センターでご予約下さい。予約されないで来院された場合、当日中に受診できない場合がございます。
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【紹介状について】
東大病院は平成7年4月より特定機能病院の承認を受けております。従いまして、ご紹介にあたっては診療情報を記載した紹介状をいただければ幸甚に存じます。

概要

診療体制
【外来】
月曜日から金曜日までの午前・午後とも各3室で行っています。
初診枠は月曜日から金曜日までの午後に1室で行っています。

【病棟】
入院棟A14階北および5階北に入院病床を有し、70名前後の入院患者さんの診療にあたっています。
病状によっては無菌室にて治療を行います。腫瘍性疾患に対しては特定機能総合病院の特性を生かし、他科との緊密な連携のもとに集学的治療を施行しております。各種の専門カンファランスを通じ、詳細な病型に応じた最適な医療を実践しています。

治療方針
患者さんとの双方向コミュニケーションに基づく医療を重視し、集学的治療の適応とQOL重視の全人的治療法の選択を行っています。常に、その時点で選択し得る最良の治療の実践を心がけています。腫瘍性疾患に対しては、移植医療や高度先進医療を取り入れ、造血器悪性腫瘍の完全な治癒を目指しています。

得意分野
白血病や悪性リンパ腫などの悪性腫瘍を対象とした化学療法・移植医療(同種骨髄移植、自家および同種末梢血幹細胞移植)を含めた集学的治療は高い実績があります。骨髄異形成症候群や慢性骨髄性白血病についても、最新の治療法を積極的に取り入れています。
血液疾患の治療に合併しやすい感染症についても、先進的方法による迅速な診断と的確な早期治療で対応します。また合併症に対する支持療法など、きめ細かい全人的医療を行います。

その他
国内、国外のあらゆる治療法とその成績を熟知し、常に治療成績の向上を心がけています。

対象疾患

急性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、慢性リンパ性白血病、成人T細胞白血病・リンパ腫、真性赤血球増加症、原発性骨髄線維症、本態性血小板血症、骨髄異形成症候群、原発性マクログロブリン血症、伝染性単核球症、慢性活動性EBウイルス感染症、再生不良性貧血、鉄欠乏性貧血、悪性貧血、自己免疫性溶血性貧血、遺伝性球状赤血球症、発作性夜間ヘモグロビン尿症、サラセミア、異常ヘモグロビン症、播種性血管内凝固症候群、特発性血小板減少性紫斑病、血栓性血小板減少性紫斑病、血友病、先天性血小板機能異常症、先天性免疫不全症などすべての血液疾患。その他、造血幹細胞移植の対象となる悪性固形腫瘍。

外来担当一覧

先進・特殊医療

B細胞性悪性リンパ腫の遺伝子検査
B細胞性悪性リンパ腫では、免疫グロブリン重鎖(IGH)遺伝子の再構成を認めます。この性質を利用して、IGH遺伝子解析による微小残存病変(minimal residual disease; MRD)の評価を行っております。IGH-MRD検査は、治療効果の判定や早期再発の診断に有用であると考えられます。

再発・難治性濾胞性リンパ腫に対する放射免疫療法
放射性核種イットリウム-90 (90Y) で標識した抗CD20抗体を用いた放射免疫療法は再発・難治性の濾胞性リンパ腫に対して有効であり、2008年に保険適応を獲得しております。本治療を実施できる医療機関は限られていますが、当院では放射免疫療法が可能であり、積極的に実施しております。

高齢者に対する同種造血幹細胞移植
大量化学療法・放射線療法(前処置)を行った後に、ドナーさんからいただいた骨髄、あるいは末梢血幹細胞を輸注することによって、新たな造血系を構築する治療法です。最近では、前処置を弱めたミニ移植を導入し、高齢者や臓器障害をもつ患者さんに対しても積極的に同種造血幹細胞移植を実施しています。

臍帯血移植
大量化学療法・放射線療法(前処置)を行った後に、臍帯血を輸注することによって新たな造血系を構築する治療法です。今まで、同胞や骨髄バンクドナーが見つからなかった患者さんでも移植できる可能性があります。
当科で実施している臨床研究については、下記サイトもご覧下さい。
http://www.u-tokyo-hemat.com/research_rinsyou.html

主な検査と説明

【血液検査】
血液細胞(白血球、赤血球、血小板)の数、形態を調べます。

【骨髄検査】
造血の場である骨髄の状態を調べる検査で、多くの血液疾患の診断に有用です。

【各種画像検査(腹部超音波、CT、MRI、FDG-PETなど)】
血液疾患の広がりや感染症の有無を検索する際に行います。

【遺伝子検査・染色体検査】
血液疾患に特異的な遺伝子・染色体異常の有無を調べ、診断や治療効果の判定に利用します。

診療実績

現在、診療科で重点的に診療を行っている疾患、治療方法、検査方法
【疾患】
1. 急性白血病
2. 悪性リンパ腫
3. 骨髄異形成症候群
4. 慢性骨髄性白血病
5. 多発性骨髄腫
6. 再生不良性貧血
7. 特発性血小板減少性紫斑病

【治療方法】
1. 同種骨髄移植術
2. 同種末梢血幹細胞移植術
3. 臍帯血移植術
4. 自家末梢血幹細胞移植術
5. 多剤併用化学療法
6. 放射免疫療法

【検査方法】
1. 骨髄穿刺

その他の実績
※ タイトルをクリックするとデータをご覧いただけます。

診療科で扱った主疾患と入院患者数(平成27年度)

診療科で行った主な手術や処置の件数(平成27年度)

診療科で行った主な検査、特殊な検査の件数(平成27年度)

月別入院・外来患者数の年間動向(平成28年度)

学会の指導医数、認定医数(平成28年7月1日現在)

研修内容

研修医1年目
一般病棟での受け持ち、検査計画の立案・検査・診断確定・治療方針決定・治療効果判定・合併症評価のプロセスのトレーニング、回診での症例プレゼンテーション、週間サマリーの作成、血液疾患クルズスへの参加、各種の専門カンファランスを通じた最先端の医療知識・技術の習得。

研修医2年目
1年目より専門性の高い疾患を受け持ち、診断・治療方針の決定について一層積極的に参加する。移植医療での受け持ちを含む専門的トレーニングと最先端の集学的治療の実践。

その他

研究会
・ クリニカルカンファランス 月2回
・ 造血幹細胞移植カンファランス 月1回
・ リサーチカンファランス 週1回
・ 臨床研究カンファランス 月1回

勉強会
・ 血液像カンファランス 月1回
・ 研修医向けクルズス 適宜
・ 専門医向けクルズス 適宜

教室年報
年1回発行

リンク

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