研究グループ6詳細(臨床・研究)気管食道チーム

喉頭・音声グループ Laryngeal disease and Voice Disorder Group

チーフ: 二藤隆春

メンバー: 上羽瑠美、後藤多嘉緒、今川博

声帯ポリープや声帯萎縮、声帯麻痺(反回神経麻痺)などによる音声障害の診療も行います。保存的治療で治癒しない声帯ポリープ、声帯結節、ポリープ様声帯などには、喉頭微細手術を行います。加齢などによる声帯萎縮は、 コラーゲンや自家脂肪による声帯内注入術を行うことにより、楽に発声できるようになります。声帯麻痺に対する外科的治療には、声帯内注入術、甲状軟骨形成術I型、 披裂軟骨内転術などから病態や患者様の希望に応じて選択しています。難治性の痙攣性発声障害に対して、甲状軟骨形成術II型や甲状披裂筋切除術を行っており、独特な発声時の途切れが改善しています。

喉頭良性腫瘍(乳頭腫、血管腫など)、早期喉頭悪性腫瘍、気道狭窄(急性炎症、喉頭外傷、両側声帯麻痺など)、喉頭奇形などの診療をしています。腫瘍性病変に対しては、経口的切除やレーザー治療を行っています。気道狭窄に対しては、病状に応じて気管切開術や喉頭・気管形成術を行っています。両側声帯麻痺に対しては、声門開大術(内視鏡下披裂軟骨切除術やEjnell法)を行っています。

 

嚥下障害グループ Swallowing Disorder Group

チーフ: 二藤隆春

メンバー: 上羽瑠美、後藤多嘉緒

嚥下障害の治療法として、嚥下訓練(リハビリテーション)と外科的治療がありますが、当科では主に嚥下機能評価と外科的治療、術後のリハビリテーションを言語聴覚士や嚥下認定看護師らと協力して行っています。脳幹部の血管障害や頸部腫瘍術後の嚥下障害に対して、喉頭挙上術や輪状咽頭筋切断術などの嚥下機能改善手術を行っており、胃瘻などの経管栄養から離脱できた症例が増えています。 筋萎縮性側索硬化症やパーキンソン病などの神経筋疾患や脳血管障害により誤嚥性肺炎を反復している症例には、気管切開術のみならず、より確実な誤嚥防止や経口摂取の維持を目的として、声門閉鎖術や喉頭気管分離術を行っています。声門閉鎖術は局所麻酔下で行っているため、 呼吸機能が低下し、全身麻酔が困難な症例でも施行可能です。

 

嚥下チーム Deglutition Team

チーフ: 二藤隆春

メンバー: 上羽瑠美、後藤多嘉緒

外科的治療法による効果や神経筋疾患の嚥下障害の病態について、嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査、嚥下圧検査などを用いて、解析を行っています。さらに新たに嚥下CT検査を導入し、4D画像で嚥下動態を検証しています。

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     嚥下造影検査          嚥下内視鏡検査          嚥下CT検査

 

音声チーム Phoniatric Team

チーフ: 二藤隆春

メンバー: 上羽瑠美、山内彰人、後藤多嘉緒、藤巻葉子、今川博

声帯麻痺や声帯萎縮など音声疾患の診断や外科的治療による効果について、高速度撮影システムを用いて、解析を行っています。他にも、喉頭筋電図検査を行い、声帯運動障害例に対する解析などを行っています。

 

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高速度撮影システムによる若年健常者の声帯振動

 

喉頭基礎研究チーム Laryngeal Basal Research Team

チーフ: 二藤隆春

メンバー: 上羽瑠美、藤巻葉子

 

喉頭の基礎研究では、主にラットを用いて病的モデルを作成し、以下の研究テーマを中心に研究を行っています。

  1. 喫煙による喉頭への影響及び禁煙効果の検証
  2. 喫煙性声帯炎症に対する声帯内トリアムシノロンアセトニド注入の効果に関する検証
  3. 声帯萎縮・瘢痕に対する修復・再生治療に関する検証

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