住所・お問い合わせ

東京大学医学部
耳鼻咽喉科学教室
〒113-8655
東京都文京区本郷7-3-1
TEL 03-3815-5411
FAX 03-3814-9486

医療関係のご質問はお受けできません。受診希望の方は、予約センター (03-5800-8630)までお願い致します。

医局へのアクセス

めまい外来

メニエール病、良性発作性頭位めまい症(BPPV)、前庭神経炎等をはじめとする耳由来のめまいや偏頭痛に伴うめまい、 椎骨脳底循環障害、脳腫瘍、脳梗塞、脊髄小脳変性症等の中枢性めまいの診断・治療を専門としております。
めまい外来は、毎週金曜日の午後に診療を行っております。稀に臨時休診となることがございますので、電話でのご予約の際、 ご確認いただけるようにお願いいたします。受診の際には紹介状・検査所見(もしあればCT・MRIなどの画像) を紹介元よりお持ちいただけるとより診察がスムーズになります。原則として、初診時はまず午前中の一般外来にて診察をさせていただいた後、 後日めまい外来を受診していただくようになります。

特徴

年間の初診患者数は300例を超えており、日本耳鼻咽喉科学会専門医の資格を有し、 めまい診療を専門とする医師7〜8名のチームで診療に当たっております。また日本めまい平衡医学会専門会員が当外来を運営しています。

治療方針

初診時に十分に問診を行ったうえで、その病状に応じて眼振検査、電気眼振計検査、温度刺激検査、重心動揺計検査、 VEMP検査、主観的水平位検査等を併せ行います。
診断・治療に関しましては、患者さんそれぞれの病態や状況に応じて最適と思われるものをカンファレンスによって決定しています。

得意分野

内耳性及び中枢性のめまい全般に対して、診断・治療を行っています。
VEMP検査、主観的水平位検査に関しては、国内及び海外でも先駆け的存在であり、 これらの検査により内耳の機能障害をより正確に診断することが可能となりました。
難治性のメニエール病に対しては、鼓室内ゲンタシン注入療法を行っており、良好な成績を収めております(有効率95%以上)。 入院での治療を勧めておりますが、外来での施行も可能です。
また、ゲンタシン注入療法よりもよりマイルドな治療として、鼓室内デキサメサゾン注入療法もはじめました。 現在のところ、内耳性めまいに対する有効率は約90%です。

対象となる症状

回転性めまい(ぐるぐる目の回る感じ)のする方
浮動性めまい(ふわふわ宙に浮いたような感じ)のする方
平衡障害(不安定な感じ、歩くところびそうな感じ)のある方

対象となる疾患

メニエール病、良性発作性頭位眩暈症(BPPV)、前庭神経炎、めまいをともなう突発性難聴、遅発性内リンパ水腫、聴神経腫瘍、椎骨脳底動脈循環障害、 血圧異常によるめまい、頚性めまい、心因性めまいなど。

この外来の主な検査と説明

眼振検査
目にあらわれるめまいのサイン(眼振)を調べる検査です。注視眼振検査、Frenzel眼鏡下で頭位眼振、頭位変換眼振、頭振後眼振検査を行います。
起立検査
目を開けた状態、閉じた状態でからだのバランスを調べます。
重心動揺計検査
からだのバランスの状態を正確に測定します。
ENG検査
目の動きを器械を用いて正確に検査します。電気眼振計を用いて、pursuit, saccade,optokinetic nystagmus等の異常の有無を調べます。
温度刺激検査
冷水を用いて、外側半規管を刺激し、前庭機能の検査を行います。
VEMP検査
音刺激で頚部の筋肉におこる反射を測定し、前庭機能の検査を行います。
主観的水平位検査
暗室内で水平と感じつ角度の測定を行い、前庭機能(主に耳石器)の機能を調べます。

この外来で行われている特別な医療について

ゲンタシン鼓室内注入療法
難治性のメニエール病や内耳性めまいに対し、ゲンタシンという薬物を耳に注入し、めまい発作を抑制する治療法です。 難治性メニエール病のめまいに対する有効率は95%以上です。
デキサメザゾン鼓室内注入療法
ゲンタシン鼓室内注入よりもよりマイルドな治療として、外来で行っております。内耳性めまいに対する有効率は90%以上です。
浮遊耳石置換療法
良性発作性頭位めまい症(BPPV)の症例に対して行う理学療法の一種です。 この治療で、頭を動かす度に生じるBPPVの不快なめまいが消失します。

その他

日本めまい平衡医学会に積極的に参加し、発表を行っている。また、埼玉医科大学神経耳科学教室とともに東京ー埼玉神経耳科学セミナーを開催し、 定期的に勉強会を行っています。