ステップアップ
質の高い看護を志す人材にとって、専門知識や技術の習得はもちろん、幅広い視野や豊かな人間性を養うことは、きわめて重要です。
自らを成長させたいという積極的な姿勢を応援する目的で、東大病院はさまざまな制度を整備しています。「なりたい自分」を実現するうえでの、大きな足がかりとなるでしょう。
選択研修(院内)・院外研修

院内では、個々の看護師の専門性を高めたり興味の幅を広げるために、選択研修/専門領域研修として心電図・薬剤・褥瘡予防ケア・退院支援・緩和ケアなど多数の研修を年間100日以上開催しています。
また、看護協会などが主催する院外の研修に参加し、見識を深めることを推奨しています。院外研修の中には勤務扱いで参加できるものもあり、認定看護師などの養成コースに参加し、院内で活躍している職員もいます。
| 選択研修/専門領域研修(一部抜粋) | |||
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| 院外研修(一部抜粋) | |
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事例報告会

平成21年度から各部署で、自分たちが実践する「生命力を引き出す看護」について考え、それぞれの部署目標として力を入れ、取り組むようになりました。その成果を発表する場として事例報告会が開催され、「感銘を受けた」「うちの部署でも参考になる」と大変好評でした。1回の報告会では5事例程度の発表が行われ、100名以上の看護職員の参加があります。時には他職種の参加もあり、意見交換が行われます。
看護研究への取り組み
看護研究は約40年前から部署単位で取り組んでおり、院内発表会も開催されていました。平成に入ってからは、院内看護研究発表会に東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻の先生方を招き講評をいただくようになり、研究の指導にも深く関わっていただいています。
現在は、看護師が研究と実践を結びつけて考える力を育成するため、キャリアラダーに看護研究を段階的に組み入れています。また、看護の質の向上・看護学発展の寄与をめざし、個人レベルでの研究も推奨しています。自主的に看護研究に取り組むためには、支援も必要と考え、平成23年度より看護研究支援担当主任を配置しています。
人事交流・転任制度

全国42大学45病院という国立大学病院のネットワークを活かした制度です。人事交流は他の国立大学病院で原則2年間勤務した後、再び当院に戻り、学んだ看護経験を活かし勤務していただく制度です。また、ご家族の転勤やUターンなど個人的な事情が生じた場合、条件が合えば、他の国立大学病院で転任制度を利用して働き続けることができます。東京大学医科学研究所附属病院とも、研修・人事交流などで交流を図っております。
【参考リンク】国立大学病院看護部長会議ホームページ
休職制度
大学への編入学や大学院進学のために、3年間を上限として休職が認められています。復職後のポストの確保や休職期間の半分を勤務の継続年数に入れるなど、安心して学業に専念できるように配慮しています。ただし、給与補償はありませんので、経済的基盤ができてから制度を利用することを推奨します。
平成18年度にこの制度が導入されてから、8名の看護師が制度を利用し、東京大学大学院修士課程(看護師コース)などに進学しています。
【参考リンク】東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護専攻ホームページ
施設見学研修(看護部主催)

平成20年度より部署単位での施設見学研修を始め、他施設の看護を知る良い機会となっています。また、平成23年度から見学研修報告を院内の看護部ホームページに掲載し、情報を看護職員間で共有しています。たとえば整形外科病棟の看護師が、リハビリテーション病院の看護を自分たちの急性期看護に活かすために、リハビリテーション施設を訪問した様子を掲載しています。
国内・海外研修

平成5年度から毎年海外研修を実施し、平成22年度は韓国、平成23年度はスウェーデンを訪問しました。平成16年度から他の医療技術職員や事務職員、平成17年度からは医師も参加する混成チームで実施するようになり、職種間のコミュニケーションの向上に一役買っています。
また、国内研修も病院の展望を見据え、毎年テーマをもって行われており、平成23年度は周産期母子医療に力を注いでいる病院を訪問しました。
