新人教育

 看護師として、組織人として、大きく一歩を踏み出す1年目は、与えられた役割と業務を遂行する中で、知識や技術、判断を身につけていきます。大切な最初の1年間をみんなで見守り、しっかりサポートする体制を整えています。

東大式新人受け入れ体制

新人受け入れのための6つの機能

  1. 新しい役割・生活への適応を促す
  2. 個別的な教育計画を立て、評価し、修正する
  3. 適切に業務を割り当て、仕事を通じて知識・技術・判断を伝える
  4. 心理的な支援を行う
  5. 安全管理を行う
  6. 病棟外のリソースを用いる

 平成7年度から導入していたプリセプターシップをより強化した「東大式新人受け入れ体制」を平成19年度から導入しています。
 「新人(プリセプティ)―先輩(エルダー・プリセプター:経験者にはチューター)」を中心に、エルダー、スタッフ、看護師長および主任、専任教育担当、リエゾンナース、看護部管理室のそれぞれが、互いに連携しながら新人の成長を支えます。
 研修で段階的に実践能力を高め、1、3、6、12ヶ月目の各時期には面接やチェックリストで成長を確認し、徐々に自信をつけながら、着実にステップアップすることができます。

東大式新人受入体制

エルダー

 教育計画を責任もって立案。最初は一緒に勤務して、しっかり指導してくれます。スタッフの協力を引き出したり、看護師長や主任に調整の依頼もします。

各スタッフ

 教育計画に沿って積極的に指導に関わります。プリセプターやエルダーに協力し、不在時は代行します。

専任教育担当(教育サポート)

 研修を通じて基本的な知識や技術の習得を支援するほか、必要に応じて補習を行ったり、各部署に出向いて仕事ぶりを確認するなどの個別対応も。新人教育に関するすべての相談に応じ、リエゾンナースや看護部管理室と連携して、各部署で新人が順調に成長できるようサポートします。

新人

 与えられた業務を遂行する中で知識・技術・判断力を身につけます。教育計画に沿って学び、定期的に振り返りを行い評価を受けます。

教育委員

 職場内教育と集合研修をつなぐ役割を果たします。またプリセプター、エルダー、スタッフがそれぞれの役割を果たせているか、職場での受け入れが整っているか全体をみています。

看護部管理室(管理サポート)

 管理的な立場から新人・部署全体をサポートします。

プリセプター

 もっとも身近な先輩として、サポートし相談にのります。また、徐々に指導も行っていきます。

看護師長

 看護部管理室、専任教育担当、リエゾンナースと連絡を取り合い、協力して新人の育成と支援にあたります。プリセプターやエルダーの人選を行い、適宜相談に応じています。新人が順調に成長しているかどうかの確認や評価を行います。

リエゾンナース(メンタルサポート)

 すべての看護職員に対して、仕事上の悩みや不安、患者さんへの対応や職員間の人間関係などの相談に応じる、精神看護専門のスタッフです。新人の状況や職場環境を把握するため院内をラウンドし、希望者にはカウンセリングも行います。

このページのトップへ

新人−プリセプター−エルダーの感想紹介(平成22年度)

小林知世(新人)

新人

小林 知世 小児科

大好きな祖父の死をきっかけに、医療の仕事に就きたいと考えるようになりました。仕事は楽しいです。子どもはもちろん、親御さんとの関わりにもやりがいを感じますし、大変なことも自分の成長の上で必要なことだから、苦ではありません。中鉢さんは私の体調面も気遣ってくれる優しい先輩。新しいことをする時は先輩を見てメモを取り、次に私が行う時は側で見ていてくれます。そして、必ず一緒に振り返りを行います。勉強の仕方がわからない時、失敗して落ちこんだときなどメールで相談することも。周りの先輩方も常に新人たちを気にかけ、声をかけてくれます。

中鉢長閑(プリセプター)

プリセプター

中鉢 長閑 小児科

昨年、初めてプリセプターを経験し、一杯いっぱいになった私。でも、師長に「教えなくていい。できたことをほめてあげて」とアドバイスされ、プリセプターの役目は心理的なフォローであり、自分も一緒に勉強していけばいいのだと気付いて気持ちが楽になりました。小林さんはとにかく明るくて元気。「仕事が楽しい」と言い、何でも話してくれるからとても安心です。まだ経験していない処置を自分から「やってみたい」と申し出てきたり、わからないことを調べる時に「良い資料はありますか」と相談してくるなど、積極的で頑張り屋の素敵な後輩です。

関みずほ(エルダー)

エルダー

関 みずほ 小児科

エルダーはプリセプターをサポートするだけでなく、新人からも近い距離にいて、2人を見守る母親的な存在です。プリセプター同士の横のつながりや、主任などリーダークラスとプリセプターの間の橋渡しをするのも大切な役割です。私は6組のプリセプター&新人を見ているのですが、中鉢さんと小林さんはとてもうまく行っているペア。なにより、会話が多くてオープンな雰囲気がいいですね。小林さんは真面目で、悩む内容がとても良いです。患者さんにじっくり関わる中で、ちゃんと考えていける人。今の気持ちと笑顔と忘れずに、成長してほしいです。

このページのトップへ

卒後臨床研修

このページのトップへ

選択研修(院内)

 個々の専門性を高めたり興味の幅を広げるために、自分で選んで学習できる「選択研修」が数多くあります。平成21年度は計108日の院内選択研修が開催されました。

※看護部・看護職員主催研修(延べ78日)、総合研修センター主催研修(延べ30日)の合計、各部署の勉強会を除く。

院外研修(一部抜粋)
  • 心電図
  • 薬剤
  • 救急処置・AED
  • 呼吸ケア
  • 緩和ケア
  • 褥瘡予防・スキンケア
  • ストーマケア
  • 栄養管理
  • 糖尿病
  • 化学療法
  • 継続看護・退院支援
  • 実技研修(CV管理、経管栄養、重症患者ケアなど)
  • 「生命力を引き出す看護」事例発表
  • リスクマネジメント・感染対策
  • 接遇(ナチュラルメーク、テーブルマナー、コミュニケーション、コーチングなど)

  • その他多数
このページのトップへ