東大病院について

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病院長挨拶

病院長 齊藤 延人

東大病院は安全・安心・思いやりの高機能病院を目指します

東京大学医学部附属病院(東大病院)は、その起源を1858年の神田お玉が池種痘所の設立に遡る、日本の近代医学教育を支えてきた歴史と伝統のある病院です。これまで永きにわたり優秀な人材を多数輩出し、日本の医学・医療の発展に貢献して参りました。大学病院には診療・研究・教育の三つの使命がありますが、東大病院においてもこれらの使命を果たすため、「臨床医学の発展と医療人の育成に努め、個々の患者に最適な医療を提供する」という理念を掲げています。また、この理念を実現するために、①患者の意思を尊重する医療の実践、②安全な医療の提供、③高度先進医療の開発、④優れた医療人の育成を目標としています。

現在の東大病院は、年間延べ71万人の外来患者さんと、延べ38万人の入院患者さんの診療を行うために、1217の病床を持ち、約4千人の精鋭のスタッフが最先端の医療機器などを駆使して働いています。高度な専門性を持つ37の診療科と、それらを横断的に支援する39の中央施設部門があり、大学病院の特色として臨床研究部門もあります。

東大病院は常に進化を続けています。現在建設中の新しい入院棟は平成29年夏に完成し、平成30年初頭より稼働の予定です。この新入院棟では、高機能病床・周産期医療・小児医療の充実を図ります。また、循環器や消化器など、複数診療科の共通病床の運用やセンター化などを予定しています。さらに新病棟の運営開始ともに、電子カルテシステムや給食システムをリニューアルする予定です。

一方、新しい研究棟である「臨床研究棟A-Ⅰ期」と「分子ライフイノベーション棟」は、東大病院における基礎研究や臨床研究を大きく前進させるための拠点です。疾患の原因やメカニズムを解明して診断法や治療法を開発し、革新的医療技術や先進医療を社会に提供する責務を果たします。また、東大病院は臨床研究中核病院にも承認され、明日の医療を切り開く役割をますます期待されています。さらに医療安全の面でも、大学病院などの高度な医療を提供する病院では医療安全体制の強化をますます求められています。安全・安心な医療を提供する意識やシステムを文化として浸透させながら、東大病院は進化を続けます。また、当院は患者さんの意思を尊重する思いやりの精神を最も重視しています。コミュニケーションを大切にし、病める人に寄り添い、その気持ちを慮り、患者さんから学ぶ姿勢を職員一同が大切にします。

このように東大病院は進化を続けつつも、職員一同が安全・安心・思いやりを基本精神として忘れずに心がけ、皆様のご期待に応え、頼られる病院であることを目指します。皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。